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【食卓の主役】

主役級、というよりは、もはや主役と言っても過言ではないでしょう。そう思って食卓のセンターに堂々と羽釜ごはん鍋を置きました。本日のメインディッシュは、羽釜ごはん鍋で炊いた「かしわめし」です。炊いたご飯に鶏肉や具材を煮詰めたものを混ぜたり、あるいは炊き込んだりしたかしわめしは、福岡県の各地域で作られてきた家庭の味であり、食堂での定番として幅広い世代に親しまれてきました。「かしわめし」や「かしわおにぎり」は、福岡県の多くのうどん屋さんに常備されている人気のサイドメニューでもあります。

ゴボウはたわしで皮の汚れを落としてから包丁でささがきに、人参は細千切りピーラーを使って火が通りやすいように細く短く千切りに。油揚げや椎茸(今回はしめじ)も小さく切って準備します。鶏肉は歯応えのある親鳥を食べやすい大きさにカット、ごま油で具材と炒めてから調味料と水と一緒に煮詰めたあと、規定の水分量になるよう水を加え、ご飯と一緒に羽釜ごはん鍋で炊き込みました。沸騰したら弱火にして8分、火を切ってから蒸らし時間10分。そうして出来上がったかしわめしは、鶏肉の旨味、ゴボウと人参の自然な甘みがご飯の一粒一粒に染み込んで、あっという間に完食してしまうレベルのおいしさでした。鍋底のおこげも、土鍋で炊いたご飯ならではの楽しみです。

耐熱性・蓄熱性・保湿性に優れた萬古焼の陶土を使った土鍋は、強火でもゆっくり火を通し、遠赤外線効果でふっくらツヤツヤのご飯を炊くことができます。毎日の白ご飯から、旬の食材を使った炊き込みご飯まで。とっておきの炊き込みご飯を作って鍋ごとテーブルへ持っていけば、今日の食卓の主役になること間違いなしです。

スズ木 羽釜ごはん鍋
https://www.shokunin.com/jp/suzuki/
高田耕造商店 しゅろのやさしいたわし むすび
https://www.shokunin.com/jp/kozo/tawashi.html
ヨシタ手工業デザイン室 細千切りピーラー
https://www.shokunin.com/jp/yoshita/peeler.html

参考資料
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kashiwa_meshi_fukuoka.html
https://www.kurashiru.com/recipes/8d11614e-aff0-4ccf-ba45-f4ea6bb016dc (参考レシピ*)
*醤油・料理酒・みりんを各大さじ2にし、顆粒和風だしを省きました。