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【門司港の焼きカレー】

日本の三大港に数えられた門司港。鉄道駅舎としては初めて国の重要文化財に指定された門司港駅の近くでは、至るところで「焼きカレー」の看板を目にします。

焼きカレーは門司港の名物の一つ。明治から昭和初期にかけ、海外との貿易港として繁栄した門司港には、当時から数多くの洋食店が立ち並んでいました。焼きカレーが誕生した理由は諸説あるそうですが、その始まりとなったのは、昭和30年代の門司港にあった「山田屋」という喫茶店だといわれています。余ったカレーをグラタンのようにオーブンに入れて焼いたところ、カレーの風味も香ばしくおいしく仕上がったため、お店のメニューとしてお客さんに提供してみたら大変好評だったそう。現在は、ご飯の上にカレーやチーズ、玉子など、お店によってさまざまな具材が入った焼きカレーが作られ、門司港名物としてたくさんの人々に親しまれています。

門司港駅からほど近い「ミルクホール門司港」は、第1回焼カレー倶楽部のコンテストで第1位を獲得した、「BEAR FRUITS」の2号店。窓からの眺めの良い景色を楽しみながら、できたて熱々の焼きカレーを楽しむことができます。溶けたチーズとカレーソースの絶妙な相性、それを絡めて食べるご飯のおいしいこと。

そのとてもおいしかった焼きカレーを、木屋のすき焼き鍋を使って自宅で作ってみました。カレーソースを底に少々敷き、その上に温かいご飯を入れます。薄くスライスした玉ねぎとピーマンをトッピングしたら、ご飯を少しくぼませて生玉子を落とします。カレーソースをたっぷりかけて、チーズをトッピングし、210度のオーブンでチーズに軽く焦げが付くまで20分。最後にパプリカを振りかけたら出来上がりです。オーブンから出したてでも、鍋の両端に釜鐶(かまかん)を取り付けることで、鍋つかみを使わなくてもテーブルまで安全に運べるところが便利です。厚みがある鋳物の鉄鍋は熱を蓄えるため、最後まで熱々のままゆっくりと焼きカレーを楽しむことができました。

門司港レトロのハイカラな焼きカレー、この秋ご自宅で作ってみてはいかがでしょうか?

木屋 すき焼き鍋 7寸
https://www.shokunin.com/jp/kiya/sukiyaki.html
若松ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/wakamatsu.html
ミルクホール門司港
https://bearfruits.jp/shopinfo#milk

参考レシピ
https://bearfruits.jp/kodawari/source#cooking