【ニューヨークのストリートフード、チキンオーバーライス】
日本ではまだ耳慣れない「チキンオーバーライス」は、ニューヨークのベンダーと呼ばれる屋台から人気に火が付いた、現地では定番のストリートフードです。1990年にエジプト人のMohamed Aboueleneinが始めた「The Halal Guys」という屋台で、イスラム教の教えに則った食品であるハラルフードの一つとして販売されたチキンオーバーライスは、中東からの移民を中心にニューヨーク市民に幅広く支持されました。
ターメリックやサフランで炊いた香り高いライスに、スパイスでマリネして焼いたチキン、レタスやトマトなどのサラダを添え、ヨーグルトベースのホワイトソースをかけるスタイルが、基本的なチキンオーバーライスのスタイルです。一口食べてみると、さすが人気のストリートフードであるのが納得のおいしさ。さまざまな文化が入り混じるニューヨークの多様性の一端が、その味を通して伝わってくるようです。
そんなニューヨークのストリートフードを日本で作られた器に盛り付けて食べてみると、「食」という共通の喜びを海を越えて同じように楽しめることが、とても嬉しく感じられました。
青龍窯の平皿は、当店から依頼した形状にて、約8カ月かけて特別に製作していただきました。雪解けの山を表現した白色の釉薬「残雪」を使用したこちらの平皿は、当店が販売する皿の中でも大きめのサイズになります。ボリュームのあるチキンオーバーライスも好きなだけたっぷりと盛り付けることができ、カレーやチャーハン、ピラフなどにも最適なお皿です。ぜひご覧くださいませ。
[材料(2人分)]
チキンマリネード:
鶏むね肉(または鶏もも肉) 1枚
お好みのミックススパイス 適量
(コリアンダー、オレガノ、マジョラムなどハーブが入ったもの)
黒胡椒 少々
塩 少々(ミックススパイスに塩が入っていない場合)
(A)レモン汁 大さじ1/2程度
(A)オリーブオイル 大さじ1/2
(A)無糖ヨーグルト 大さじ2
(A)みじん切りのニンニク 少々
ターメリックライス:
米 2合
ターメリック 小さじ1/2程度
バター 大さじ1程度
塩 少々
ローリエの葉 1枚
ホワイトソース:
ヨーグルト 1/3~1/2カップ
レモン汁 少々
塩 ひとつまみ
マヨネーズ 大さじ1程度
豆乳 大さじ1
刻んだイタリアンパセリ 少々
サラダ:
レタス 適量
トマト 中1個
イタリアンパセリ 少々
[作り方]
1. マリネ液の材料(A)を容器に入れる。そぎ切りにしてフォークで穴を空け、スパイス、黒胡椒、塩を擦り込んだ鶏肉を入れてマリネ液と馴染ませ、冷蔵庫でしばらく休ませておく。
2. レタスは手でちぎり、トマトはさいの目切りに、イタリアンパセリはみじん切りにする。
3. 小さなボウルを準備し、ホワイトソースの材料を全部入れて混ぜ合わせる。
4. ターメリックライスのすべての材料を炊飯器に入れて炊く。
5. マリネ液から取り出した鶏肉の水気を軽く切り、フライパンで両面を焼き、蓋をして弱火で蒸し焼きにする。
6. 5のチキンを食べやすい大きさに切り、再度フライパンに戻して残ったソースを絡める。
7. ターメリックライス、サラダ、チキンを盛り付けてみじん切りにしたイタリアンパセリを振り、ホワイトソースをかける。
青龍窯 平皿
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/hirazara.html
参考資料
http://newnewyorkclub.com/store/chickenoverrice/
https://macaro-ni.jp/22237#heading-925621
http://www.wellreadtart.com/2020/07/14/nyc-street-cart-chicken-and-rice/ (参考レシピ)