
【オートミール】
オートミールとは、オーツ麦を調理しやすく加工したもので、海外では朝食としてよく食べられています。近年、その栄養価の高さから注目を集め、日本でも健康食として人気を博しています。玄米などと同じく全粒穀物と呼ばれる穀物で、精白を行わず外皮を残したまま加工されるため、精白したものよりも食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富です。特に食物繊維は、白米の約20倍、玄米の3.5倍もの量が含まれています。
オートミールの食物繊維の特徴は、水溶性と不溶性の両方の食物繊維をバランスよく含むことで、水溶性食物繊維に含まれるβグルカンは血液中のコレステロールを排出させる働きなどがあり、不溶性食物繊維は整腸作用に優れています。また、食後の血糖値の上昇が緩やかな「低GI食品」であり、ゆっくりと消化・吸収されるため、腹持ちがいいのも特徴です。
オートミールの広く知られている食べ方は、水や牛乳と煮てお粥状にしたり、グラノーラにしたりするものですが、調理方法はそれだけではありません。お菓子の材料としてパンケーキやクッキーの生地に混ぜると、食べ応えのある食感に。粉末状にしたオートミールを使ったり、米粉やおから粉を混ぜたりすればさらに本格的な仕上がりになります。
牛乳や豆乳、ヨーグルトに浸して一晩寝かす「オーバーナイトオーツ」も人気があり、フルーツやナッツ、蜂蜜、シナモンなどをトッピングします。とても手軽に作ることができ、寝る前に仕込んでおけば翌日の朝食としてすぐに食べることができます。また、水分の量を通常より少なめにして加熱することで、オートミールをお米のようにして食べることもできます。混ぜご飯やおにぎりにしたり、日本人の食生活にも取り入れやすく、レシピの幅が広がります。
いろいろな食べ方を試した中でもおすすめなのが、パンケーキやお好み焼きです。薄力粉をオートミールに置き換えるだけですが、薄力粉で作ったものと変わらずとてもおいしく、オートミールの風味が苦手な方でも試しやすい一品です。もちろん薄力粉とオートミールを半々にしても良いですし、薄力粉を米粉に置き換えるとサックリとした食感になります。
栄養面だけではなく、お菓子から主食までさまざまな料理に姿を変えることができるのもオートミールの大きな魅力です。最近はスーパーなどでも簡単に手に入れることができますので、試してみてはいかがでしょうか?
小笠原陸兆 フライパン
https://www.shokunin.com/jp/rikucho/fryingpan.html
安比塗漆器工房 ひめ小鉢
https://www.shokunin.com/jp/appi/kobachi.html
パンケーキレシピ
https://www.oatmeal.co.jp/recipe/pan_cake/
お好み焼きレシピ
https://www.otafuku.co.jp/recipe/detail/?recipe_id=949
参考資料
https://www.oatmeal.co.jp/about/
https://vegewel.com/ja/style/oatmeal
https://services.osakagas.co.jp/portalc/contents-2/pc/asagohan/017.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/オートミール