IMG_9294lab

【とうもろこしの芯】

食材の栄養の摂り方や調理法には、新たに分かったことや、まだまだ知らないことがたくさんあります。例えば、ごぼうの皮には脂肪の蓄積を予防する効果があり、皮をむいたりアク抜きをすると、その栄養素や食物繊維も流れ出てもったいないので、汚れを洗い流すだけで大丈夫、とか、ブロッコリーには抗酸化作用やがん予防効果が期待できる栄養素があり、これを増やすためには茎から切り落としたあと、熱を加える前に4、5分放置することによってより多くの栄養素が生み出される、調理法は栄養素が水に流れるので電子レンジがおすすめです、など。そして種の周りにも栄養がたっぷりのりんごは、スターカット(輪切り)で、皮も食べられるのでビタミンEやC、食物繊維も余すことなく取り入れることができる・・・という風に、調べ始めると続々と情報が溢れてきます。

そして八百屋さんに並び始めた夏野菜のとうもろこし。今まで捨ててしまったていた「芯」にもやはりありました。とうもろこしの芯に残る粒の付け根には、大量のビタミンB群が含まれ、芯自体にも、甘味料・キシリトールの原料になっているほど甘さがたっぷりです。中でも体に良い効能は豊富なカリウムです。腎臓に働きかけ体内の水分調整をしてくれます。体の水分をうまく排出できないときのむくみ改善に良さそうです。当然、利尿作用にも関わってくるので、膀胱炎、尿道炎にも効果があり、腎臓関係の漢方にも使われるくらいです。またとうもろこしの芯には胃痛を和らげたり、整腸作用もあるそうです。

今年は、とうもろこしの芯で出汁をとり、塩胡椒で味付けたシンプルスープや、粒も一緒にミキサーにかけたコーンスープを作ってみてはいかがでしょうか?芯をじっくりと煮詰めたコーン茶もダイエットに人気のお茶です。私は芯も一緒に炊き込んだとうもろこしご飯を作りました。芯の部分から出汁とやさしい甘みが抽出されるので、塩と酒の味付けだけでおいしく食べられます。セラミック・ジャパンのdo-nabe Lは、3合のお米もふきこぼれずに炊くことができます。少しできたおこげもこびりつかずに洗えます。食べきれなかった分は、翌朝の焼きおにぎりにしても良いですね。旬の食材のとうもろこし、余すことなく活用して、夏を乗り切っていきましょう。

セラミック・ジャパン do-nabe L
https://www.shokunin.com/jp/ceramicjapan/donabe.html

参考資料
https://kisetsumimiyori.com/toumorokoshi-shin/