1

2

3

4

【日記で心身を整える】

生活様式が変わったことで、誰かと直接話す機会は以前に比べて少なくなりました。オンラインでのWeb会議やミーティングも増え、今までと違ったストレスが溜まっている方もいらっしゃるかもしれません。心身を整える方法の一つに日記があります。

「エクスプレッシブ・ライティング(筆記開示)」とは、1980年代に生まれた心理療法で、欧米を中心に研究が進んでいる感情日記療法です。自分が思っていること、頭に浮かんだことを紙に書き出すことで考えを整理する方法で、紙に書くことで気持ちを整理し、考えを言語化することによって原因を分析して感情のコントロールがしやすくなるそうです。その日起きたこと、今自分が感じている不安や悩みを正直に書き出すだけで、幸福感が高まり、ネガティブな感情が減少していくという研究結果が出ています。マイナスの感情を正直に綴ることで、感情のコントロール力が上がり、対人関係のストレスに強くなったという報告もされています。

医師の小林弘幸さんが推奨するのは「三行日記」健康法です。寝る前に手書きで日記をつけると、自律神経が整い心身をコントロールできるのだそうです。呼吸や体温調整など生命維持に欠かせない機能をつかさどる自律神経の状態は、意識的に変えることはできなくても、行動によってコントロールすることができるとされています。内容はその日に起こった「良くなかったこと(うまくいかなかったこと、嫌だったこと)」、「良かったこと(うまくいったこと、感動したこと、嬉しかったこと)」、「明日の目標(関心を引いた些細なことでもOK)」を3行に簡潔にまとめて書きます。一日を振り返ることで自己の経験に対して客観的になることができ、文字を丁寧に書くことで気持ちが落ち着き、浅くなった呼吸を安定させることができます。

丸川商店の日事記(ひじき)は、10年分の日記帳。表紙のカバーは三重県の伝統工芸である松阪木綿の藍無地(紺)が全面に使われています。ページには日付と罫線のみという、とてもシンプルな日記帳です。10年の思い出を育てる日々の記録として、そして心身を整えるツールとして使ってみてはいかがでしょうか?

丸川商店 日事記
https://www.shokunin.com/jp/marukawa/hijiki.html

参考資料
https://www.wanabe.net/entry/expressive-writing
https://onsuku.jp/blog/feelingcontrol_003
https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2018/07/post-10591_2.php
https://croissant-online.jp/health/140140/