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【初夏の風物詩、水無月と夏越の祓】

京都発祥の銘菓「水無月」をご存じでしょうか?氷を模して三角形にかたどられた白いういろうに、厄除けの意味が込められているという赤色の小豆がのっています。平安時代に宮中で氷を口に含み暑気払いしたという「氷の節句」の行事にちなんだ生菓子です。

この和菓子の「水無月」を、毎年6月30日辺りに神社で行われる厄払いの「夏越の祓」に合わせて食べる習慣があります。季節のお菓子として和菓子屋さんで見かけることも多く、せいろなどがあれば作ることができます。

「夏越の祓」は12月31日の年越の祓と対になる神事で、正月から半年分の日常に無意識のうちに身につけた穢れや厄を祓い、残りの半年の無病息災を祈願する伝統行事です。「夏越の祓」といえば「茅の輪くぐり」。京都をはじめとして多くの神社で行われています。京都の北野天満宮の「大茅の輪」は直径約5メートルで京都最大サイズだそうです。

「茅の輪くぐり」は、奈良時代の備後国の風土記に記され民間信仰となっている蘇民将来(そみんしょうらい)が、『日本書紀』などに語られた神の素戔鳴命(すさのおのみこと)に旅の宿を供して難儀を救い、教えに従い腰に茅の輪を下げると、子孫に至るまで災厄なく栄えたという神話に由来する行事です。

輪くぐりの参拝方法は左・右・左回りと8の字を描くように3度くぐるのが一般的な作法です。唱え詞を唱えながらくぐるなど、神社ごとにさまざまな作法があるようです。「茅の輪くぐり」のほかには、「形代(かたしろ)」と呼ばれる、人の形に切り抜いた紙に自分の罪や穢れを移し身代わりに心身を清めるお祓いの方法もあります。

お近くの神社で行われている茅の輪をくぐってみてはいかがでしょうか?そして、初夏の風物詩「水無月」を食べて、残り半年の無病息災を祈願しましょう。

大寺幸八郎商店 かなまり
https://www.shokunin.com/jp/otera/kanamari.html
山一 中華せいろ
https://www.shokunin.com/jp/yamaichi/seiro.html
水無月の作り方
https://jp.shokunin.com/archives/52008213.html

参考資料
https://gogen-yurai.jp/minazuki/
https://ja.wikipedia.org/wiki/水無月_(和菓子)
https://ja.wikipedia.org/wiki/大祓
https://www.kitanotenmangu.or.jp/annual_events.php