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【炒る道具】

畑の肉とも呼ばれる「豆」。
その中でも黒豆にはたくさんの健康効果があるようです。
黒豆には私たちの体内では作ることのできない必須アミノ酸やビタミンB群、食物繊維、
さらに抗酸化力のあるアントシアニンなども豊富に含み、ちょっとしたサプリのようです。

とはいえ、豆はなかなか調理に至らないのですが、
炒った黒豆で、黒豆茶や黒豆ごはん、お酢や日本酒に浸けて黒豆成分を摂取してみてはいかがでしょうか?

さて、黒豆の炒り方ですが、固いまま仕上げるか、少しソフトに仕上げるかの二通りあります。

固いまま仕上げる場合:
黒豆をさっと洗い、ザルに移して水気をよく切り乾かします。
この時、ザルを少し斜めに立てかけると水気が切れやすいです。
水気が切れたら炒り器に入れて、ゆすりながら、遠火でゆっくりと香りを引き出します。
皮が弾けてきたら出来上がりです。

少しソフトに仕上げる場合:
黒豆を熱湯に浸けて数時間置きます。
その後は固めに仕上げるときと同じ要領です。
外側はカリッと香ばしく、中はしっとり、そのままでおやつとしても食べやすいです。

フライパンでも豆を炒ることはできますが、炒り器は直火ならでは。
立ちのぼる香ばしい香りはアロマのようで、ほっとする時間になると思います。
もちろん炒り胡麻もフライパンより早く仕上がります。
網なので多少はカスが下に落ちますが、
カス残りが少なく口当たり良いふっくらとした炒り胡麻に仕上がります。

黒豆も黒胡麻も「陽性の食べ物」とされており、血行を良くして身体を温める作用があります。
本来、黒い食べ物は冬に摂りたいもの。
ただ、これからの季節は冷房で身体が冷えがちに。
豆は湿を取る作用もあるので、梅雨の時期のむくみや補血にもなります。
夏に向かう時期に温かい飲みものは、一見逆効果のようですが、
適切に摂れば内臓温度を上げて基礎代謝を高めてくれます。

黒豆茶はノンカフェインなので、飲む時間も気にせずに、
お子様でも妊婦さんでも安心して飲めるのも嬉しいところ。
炒った黒豆をカップに入れて熱湯を注ぎ数分待つだけです。
お鍋で軽く煮出すと、より濃い色のお茶が楽しめます。
アミノ酸やビタミンB群の疲労回復効果のある黒豆茶は、一日に2~3杯が適量とされ、
夏バテの予防にも一役買ってくれそうです。

胡麻を炒ったり、節分の大豆を炒ったり、コーヒーの生豆を炒ったり、秋には銀杏も。
季節ごとの小さな楽しみになるかもしれませんね。

辻和金網 胡麻いり
https://www.shokunin.com/jp/tsujiwa/gomairi.html
白木屋漆器店 手塩皿
https://www.shokunin.com/jp/shirokiya/teshio.html
すすむ屋茶店 湯呑み
https://www.shokunin.com/jp/susumuya/yunomi.html

参考資料
http://www.kurodaizu-lab.jp/seibun-kenkou.php