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【桜皮の茶筒】

日本茶を飲まれる方なら、桜の木の皮で作られた茶筒を欲しいと思っていらっしゃる方は少なくないと思います。藤木伝四郎商店は、1851年、江戸時代は嘉永4年の創業以来、秋田県角館町にて上質な樺細工を作り続けています。

樺細工の語源は、万葉集の長歌の中で山桜を「かには」と表現したものが後に「かば」に転化したといわれています。

桜皮の質感をそのまま用いたのが「霜降皮」で、山桜の表皮そのものの自然な質感を楽しめます。霜降皮は表情が良いもののみが使われ、より貴重な素材です。そして、原皮の表面を削ると赤茶色の層が現れます。それを磨いて光沢を出したものを「無地皮」といい、桜皮独特の色つやを楽しめます。

樺剥ぎは8~9月にかけて行われます。この時期の水分をたっぷり含んだ山桜は、山師が樹皮に切れ目を入れると、樹皮が幹から綺麗に剥がれます。立ち木から樹皮を剥ぐのは、全体の3分の1程度です。そうすることで桜が枯れることはなく、剥いだ箇所は樹皮が再生し、その後「二度皮」として用いられます。樺細工は木にも環境にも優しい工芸と言えます。

桜皮は、山師の減少や気候の不順などが原因で採取量が全体的に減少傾向にあり、その希少性は益々高まっているそうです。

桜皮の茶筒は、日々手で触れることで光沢やつやが増していき、使い込むほどに落ち着いた色味に変化していきます。外筒のみならず、内側や蓋の裏側にも貴重な桜皮を貼った上質な逸品です。コーヒー豆の保存にもご使用いただけますので、お茶やコーヒーがお好きな方へのプレゼントとして、ぜひご検討くださいませ。

藤木伝四郎商店 総皮茶筒
https://www.shokunin.com/jp/denshiro/

参考資料
http://denshiro.jp/