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【バクテー】

バクテー(肉骨茶)とは、マレーシアやシンガポールで日常的に食べられている、豚の骨付き肉を香辛料入りのスープで煮込んだ伝統的な料理です。現地ではバクテーの専門店も多く、広く親しまれている料理ですが、かつてのマレーシアでは肉体労働者のための栄養補給源として、スタミナのある朝食の定番とされていました。

バクテーは、大きくマレーシア風とシンガポール風に分類されます。マレーシアのバクテーは漢方の味が強く、醤油ベースの黒いスープが土鍋で煮込まれた状態で提供されることが多いのに対し、シンガポールのバクテーはにんにくと胡椒の風味が際立った白っぽいスープで、器に盛られて提供されるスタイルです。シンガポールバクテーは、にんにく、胡椒、生姜をはじめ、シナモン、クローブ、八角などといった数種類のスパイスを入れたスープで豚肉がじっくりと煮込まれています。米や油条(中国式の揚げパン)と一緒に食べれば、ボリューム満点の一食になります。

数年前にシンガポールの有名店である「Song Fa」で食べたバクテーが忘れられず、輸入食材店のカルディで見つけたバクテーの素を使い、スペアリブと煮込んでバクテーを作ってみました。スタミナ満点で一気に食べきってしまう美味しさですが、にんにくが半玉から1玉ほど入るため、お休みの日にぜひ作ってみてください。

青龍窯 鉢
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/hachi.html
Song Fa Bak Kut Teh 松發肉骨茶
https://songfa.com.sg/

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%89%E9%AA%A8%E8%8C%B6
https://mirumi.jp/p/558