【風を音で感じる 南部風鈴】
銀座ショールームに一歩入ると、白い壁に黒光りして際立って見えるのが、新たに登場した南部風鈴の笠と貝。岩手県水沢出身の鋳物作家、小笠原陸兆氏による南部鉄器の風鈴です。
見た目の重厚感とは裏腹に、笠の音色はチリリンとした、軽やかで透明感のある響き。貝の方は、丸みのあるほっこりとする音色になっています。どちらも、つい風が吹くのを待ってしまいたくなる気持ちにさせてくれます。
その昔、中国では風鈴の元となる風鐸と呼ばれるものが、風の向きや音の鳴り方で占いにも使われていたそうです。日本でも、この風鐸が仏教と共に伝わり、お守りや魔除けとしても用いられました。
私たちに馴染みのある風鈴は、涼しさの演出として使われてきましたが、最近はすっかりエアコンに浸かってしまい、窓を開けて夏を過ごすことも少なくなりました。清々しい陽気になり、窓を開けたくなるこの時期から風鈴の音色を楽しんでみてはいかがでしょうか?
小笠原陸兆 南部風鈴
https://www.shokunin.com/jp/rikucho/furin.html
TOUCH CLASSIC 風鈴
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職人.com銀座ショールーム(金土日月の12-18時に営業)
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参考資料:
https://www.creema.jp/blog/589/detail