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【ミニパンで作るタルト・タタン】

タルト・タタンは、バターと砂糖のキャラメルで炒めたりんごを型に敷き詰め、タルト生地をかぶせて焼いたフランス発祥のお菓子。よく焼けたタルトをひっくり返して、りんごの部分を上にして食べます。

タルト・タタンの誕生には諸説ありますが、その一つは1880年代にパリの南に位置するロワール=エ=シェール県のラモット=ブーヴロンにある「ホテル・タタン」で、調理の失敗から偶然生まれたお菓子というものです。

ホテルを経営していたのはステファニーとカロリーヌのタタン姉妹。ある日、ステファニーが伝統的なアップルパイを作っていたところ、りんごをバターと砂糖と共に長く炒めすぎてしまいました。焦げるような匂いがしてきたため、ステファニーはりんごの入ったフライパンにタルト生地をのせ、何とか失敗を挽回しようとフライパンのままオーブンに入れました。

そうして逆さまに作ったタルトは、何とホテルのお客様に大好評。このタルトはホテル・タタンの名物料理となり、作り方はラモット=ブーヴロンの周辺にあるソローニュ地方に広まりました。その後、パリの高級レストラン「マキシム」の固定メニューに加わったことをきっかけに、タルト・タタンは世界中に知られることとなりました。

小笠原陸兆のふた付きミニパンを使えば、3~4人で食べ切るのにちょうど良いサイズのタルト・タタンを作ることができます。美味しそうなりんごを見つけたら、ぜひ手作りのタルト・タタンをお試しください。

[材料]
りんご 2個
パイ生地(市販のパイシート) 
シナモンパウダー 少々
無塩バター 33g
グラニュー糖 33g

[作り方]
1. りんごの皮をむき、芯と種を取り除いてからいろいろなサイズにカットする。
2. フライパンを中火で熱し、バターを入れ、バターが溶けたらグラニュー糖を加えてスパチュラで混ぜながら弱火で加熱する。
3. 2がキャラメル色になったらりんごを加え、りんごの水分を飛ばしながらカラメルソースを全体に煮絡める。
4. オーブンを180度に予熱する。
5. パイ生地を3mmの厚さに伸ばし、ミニパンより一回り大きい丸型にカットする。
6. ミニパンに3のりんごを敷き詰め、シナモンパウダーを振り、ヘラなどで押し付けて表面をできるだけ平たくする。
7. 6にパイ生地をかぶせ、はみ出した部分のパイ生地は内側に折り込む。
8. パイ生地の表面に数箇所ナイフで穴を空け、オーブンで40分焼く。
9. 焼きあがったらオーブンから出し、粗熱を取ってから冷蔵庫に入れて半日~一晩冷やす。
10. ミニパンより一回り以上大きめの皿をかぶせてひっくり返す。

小笠原陸兆 ふた付きミニパン
https://www.shokunin.com/jp/rikucho/minipan.html
fresco kasumi plate S
https://www.shokunin.com/jp/fresco/kasumiplate.html

参考資料:
https://bit.ly/2RDJQkr
https://sweetsparis.com/histoire-tarte-tatin/
https://www.marmiton.org/recettes/recette_tarte-tatin_12456.aspx (レシピ)