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【台湾の茶葉蛋】

旅先で出会った印象的な場所の一つに、「台湾のコンビニ」があります。店内に入ると、中華のスパイスと漢方薬が混じったような独特な香りに、「台湾に来た!」というワクワク感が高まって、つい1個2個と買いたくなるのが香りの源である台湾の煮玉子、茶葉蛋(チァイェダン)。

殻にヒビの入った玉子が温かい大鍋で売られています。値段は1個10元(約39円)程度。台湾の茶葉蛋は、ウーロン茶などの茶葉を八角やシナモンなどのスパイスと一緒に煮込んだ人気の軽食で、店や家庭や地域によって醤油や砂糖を加えたりと味付けが異なります。表面に入れたヒビによって日を追うごとに味が染み込んでいき、食べた瞬間、スパイスの香りが口の中にフワッと広がるのがたまりません。たくさんある茶葉蛋から美味しそうな玉子を選ぶのも楽しみです。

実は、日本のスーパーで手に入る材料を使って簡単に再現することができると知り、早速挑戦してみました。ゆで玉子をスプーンで叩いてヒビを入れる時は少し緊張しましたが、やりすぎたかな?と思うくらいでちょうど良いヒビ加減になり、しっかりと味が染み込みます。茶葉蛋は作り置きのおかずやお弁当にも重宝します。トーストや蒸しパンに挟んだり、お酒のつまみにも良いですね。スパイスや茶葉の組み合わせを変えて、お好みの味を探してみてください。

[材料]
玉子 10個
氷砂糖または白砂糖 20~30g
水 玉子がかぶる程度
シナモンスティック 1本
八角 2個
(シナモンと八角がない場合は五香粉で代用可能)
烏龍茶のティーバッグ 3袋
★薄口醤油 大さじ1
★濃口醤油 大さじ2
★酒 大さじ3
塩 適量

[作り方]
1. 玉子を準備して水で1個ずつ丁寧に洗う。
2. ゆで玉子を作り、茹で上がったらすぐに冷水に入れて冷やす。表面を大きめのスプーンで叩いてヒビを入れる。
3. 氷砂糖または白砂糖を中華鍋に入れて火にかけ、茶色くなるまで熱したらお玉1杯の水を加えて再度温めながら混ぜる。玉子を鍋に入れ、玉子がかぶるくらいの水を入れて加熱する。
4. シナモンと八角を袋に入れ、水で濡らした後に麺棒で叩いて香りを出す。
5. 4の調味料袋を鍋に入れ、5分ほど中弱火で煮込む。
6. ステンレス、アルミ、土鍋など、鉄鍋以外の鍋に玉子と調味液を移し、ティーバッグと★を加えて蓋をし、弱火で30分~1時間煮込む。
7. 火を止める前に味を見て塩を加え、調味液の味を整える。
8. 一晩置いて、食べる直前に火を入れて完成。温めて冷ますを繰り返しながら、冷蔵庫で3~5日程度保存可能。

一陽窯 小皿
https://www.shokunin.com/jp/ichiyou/plate.html
青龍窯 薬味皿 大
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/soba.html
山田工業所 打ち出し片手鍋 大
https://www.shokunin.com/jp/yamada/
中村銅器製作所 段付き鍋
https://www.shokunin.com/jp/nakamuradouki/seiro.html
木屋 落とし蓋
https://www.shokunin.com/jp/kiya/otoshibuta.html
野田琺瑯 レクタングル深型 L
https://www.shokunin.com/jp/noda/

参考資料:
https://go-taiwan.jp/2016/04/egg-in-tea/
https://oolongsan.com/tea-egg-recipe/
https://www.youtube.com/watch?v=2vb-ZR5DHYk