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【東京の桜】

東京の桜も満開となり、空と桜のコントラストが美しいですね。都内のあちこちで桜を目にするので、なんだかそれだけで気分が上がります。

現在でも続く、お花見文化の原型は奈良時代に始まります。その頃は桜ではなく梅を鑑賞することでした。この時代は遣唐使を中国に派遣し、異文化を取り入れていた時代だったため、中国から伝えられた梅が人気だったようです。

平安時代に入り、遣唐使を廃止したことで、花見は梅から桜へと変化していきます。異文化を取り入れなくなったことで自国文化が発展したためと考えられています。もともとは貴族や身分の高い人の習慣だった花見ですが、鎌倉時代から徐々に武士や地方でも花見がされるようになり、江戸時代に入ると、花見文化は庶民にも広がりました。

東京では1720年、8代将軍徳川吉宗により、浅草や飛鳥山に大規模な桜の植樹が行われました。当時、江戸を流れる隅田川は大雨に夜氾濫が起こりやすく、農村部に被害を及ぼしていたため、堤防の代わりとして川沿いに桜の木を植えたそうです。その結果、桜の木の下に多くの人が集まるようになり、現在の花見文化が定着していきました。

隅田川沿いは今でも、多くの方が桜の名所として挙げる場所です。2021年お花見・名所ランキングでも隅田公園の桜が1位でした。しかし、その他にも東京にはたくさんの知られざる桜の名所があります。遠出ができない今だからこそ、自分の住む街の意外な名所を探してみるのはいかがでしょうか?

職人.com銀座ショールーム(金土日月の12-18時に営業)
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html

参考資料:
https://www.woody-ashida.com/cherry-blossom-viewing/
https://hanami.walkerplus.com/ranking/ar0313/

P.S.
夜の写真は錦糸公園です。「東京の桜」の投稿をして、さだまさしの名曲「風に立つライオン」が思い浮かびました。
https://bit.ly/3swaUzu (風に立つライオン)