2026年04月

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【海老のペペロンチーノ】

昨日スーパーに立ち寄ったところ、おいしそうな海老が半額でした。そこで今日はお昼に「海老のペペロンチーノ」を作りました。

まず背わたを取るために、キッチンスパッターで海老の背中に切れ込みを入れます。次に包丁の手前の角部分で、順番に背わたを取っていきます。取り終えたら片栗粉と少量の水でもみ洗いし、流水で流します。

たっぷりのオリーブオイルで、にんにく数かけ、鷹の爪1~2本を弱火でじっくりと。にんにくがほんのり色付いたら、海老を加えて塩・黒胡椒。ある程度炒まったら、隣でゆでているスパゲッティのゆで汁を一人前につき100mlほど加え、ゆで上がり時間の2分前にあげたスパゲッティを投入し、アルデンテになるまで鍋を振りながら、好みの塩加減に調整して完成。

殻ごと入れた海老のだしが大変おいしいシンプルなスパゲッティで、夢中になって食べました。味変は塩昆布やパルメザンチーズで。ぜひお試しください。

鳥部製作所 キッチンスパッター
https://www.shokunin.com/jp/toribe/
山田工業所 打出し片手鍋 大
https://www.shokunin.com/jp/yamada/
柳宗理 ステンレスボール 23cm
https://www.shokunin.com/jp/yanagisori/bowl.html
conte おてがる料理トング 220
https://www.shokunin.com/jp/conte/tongs.html
HASAMI プレートミニ
https://www.shokunin.com/jp/hasami/plate.html

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【深澤直人さんについての話】

世界的に活躍する、日本を代表するプロダクトデザイナー・深澤直人さんのデザインの思想には、「WITHOUT THOUGHT」があります。人が考えずに自然に行う行動や習慣に着目し、その中に美しさや利便性を引き出すというものです。そこにあることが当たり前になるということ。日常の背景になじんで溶け込むデザインは、使う人に意識させることなく安心をもたらします。主張がないものは流行に左右されず、時代が変わっても古びません。

その哲学は、柳宗悦が提唱した民藝思想と共通点があります。柳が語った「用の美」は、名もなき職人が日常のために作った器や道具の中にこそ真の美が宿る、という考えです。個人の表現や自己主張ではなく、自然や伝統に従うことで生まれる形。深澤さんのデザインもまさにこの考えに通じているように感じます。

特別なものをつくろうとせず、「かたちは“相手方”にある」という姿勢。「相手方」とは、「人」や「環境(空間)」を指します。デザインは、もの単体で存在するのではなく、「人とものとの関係性」の中に生まれるという考え方です。デザイナーの個性を押しつけず、人々の記憶の奥底にあるふつうの形をすくい取っています。たとえば、MoMA(ニューヨーク近代美術館)にも収蔵された無印良品の壁掛式CDプレーヤーでは、換気扇のひもを引くという日常的な動作から着想を得ています。その自然な行為を形にすることで、意識の外にある心地よさを生み出しました。

深澤さんが語るデザインの「典型」とは、誰もが知っている、ふつうの形です。作り手の自己表現をそぎ落とすほど、かえって普遍的な美と機能が現れるという逆説的な美学です。つまり、民藝が工芸の世界で実践してきたことを、深澤さんは現代の工業デザインとして再解釈しているのだと思います。そんな視点から、時代の中でこれから生まれていく新たなふつうの形に、改めて興味が湧きました。

職人.comで扱う「SIWA | 紙和」は、山梨県市川大門の和紙メーカー大直と深澤さんが手がけるシリーズです。深澤さんは破れない障子紙「ナオロン」をくしゃくしゃにすると独特の風合いが生まれることを見いだし、紙の可能性を日常品として広げました。まさに暮らしに溶け込むデザインです。

SIWA | 紙和 ブックカバー
https://www.shokunin.com/jp/siwa/bookcover.html
SIWA | 紙和 ボックス
https://www.shokunin.com/jp/siwa/box.html

参考資料
https://naotofukasawa.com/ja/about/
https://designcommittee.jp/member/fukasawa_naoto.html
https://www.axismag.jp/posts/2021/03/349572.html
https://www.hermanmiller.com/ja_jp/stories/why-magazine/asari-chair-by-herman-miller-naoto-fukasawa/
https://www.2121designsight.jp/documents/column/cat598/

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【余市で出会った桜の名所】

昨年、余市方面へ桜を見に出かけたとき、今まで気づかなかった桜の名所が町のあちこちに点在していることを知りました。有名な観光地のような派手さはありませんが、土地の歴史や暮らしと結びついた桜が多く、心に残る風景ばかりでした。

特に印象的だったのが、旧余市福原漁場、ニッカウヰスキー余市蒸溜所裏の余市川桜並木、そして円山公園の3カ所です。

旧余市福原漁場は1982年(昭和57年)に国の史跡に指定され、桜の本数こそ多くありませんが、歴史ある漁場建築と桜を同時に楽しめる貴重な場所です。訪れたときは観光客の姿もほとんどなく、ひっそりと落ち着いた時間が流れていました。重厚な建物の佇まいと、柔らかく咲く桜の対比が美しく、まるで時が止まったかのような感覚を覚えます。晴れた日の午前中は光が優しく入り、建物と桜の影がくっきりと映え、心ゆくまで花を眺めたい人にぴったりの場所だと感じました。

一方、ニッカウヰスキー蒸溜所の裏を流れる余市川の桜並木は、遊歩道に沿って桜が両岸に咲き誇り、圧巻の風景が広がっています。長く続く遊歩道を散歩しながら気軽に花見が楽しめます。ここでは地元の方が犬の散歩をしていたり、ベンチでひと休みしていたり、普段の暮らしの中に自然と桜が溶け込んでいました。それに混じって、アジアからの外国人観光客が川と桜を写真に収めている姿もあり、余市の春の風景が国境を越えて愛されていることを実感しました。風が吹くと花びらが川面に舞い、短い北海道の春をしみじみと感じられる場所です。

円山公園は、町と海を見渡せる高台にある開放的な公園です。園内には複数の桜が植えられており、見頃を迎えると公園全体がふわりと春色に包まれます。少し坂を上る必要はありますが、その分、桜越しに見る余市の景色は格別でした。家族連れがレジャーシートを広げていたり、写真を撮る人がいたりと、思い思いの時間を過ごす様子が印象的です。ここでも外国からの観光客を見かけ、穏やかな雰囲気の中で桜と景色を味わう姿が、その風景をいっそう豊かなものにしていました。

余市の桜は、派手に主張するものではなく、土地の歴史や人の暮らしにそっと寄り添うように咲いています。今年は例年より早い開花が予想されています。忙しい日々の中でも、ふと春を感じたくなったら、静かに桜と向き合える余市の風景を思い出してみてはいかがでしょうか。

小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html
旧余市福原漁場
https://www.town.yoichi.hokkaido.jp/machi/syoukai/fukuharagyoba.html
余市川桜並木
https://yoichi-kankoukyoukai.com/kankouspot/余市川桜並木/
円山公園
https://www.town.yoichi.hokkaido.jp/kurashi/kurashinojouhou/douro/maruyama.html