2026年02月

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【春一番の話】

東京では春の訪れを告げる「春一番」が出ています。もうすぐ春ですね~、と歌が思い浮かぶ方もいらっしゃるかと思います。

春一番は、春先に初めて吹く強い南風のことをいいます。全国の各気象台の観測によって判断基準は異なることと、北海道・東北・甲信・沖縄では発表されないそうです。関東地方での定義は、①立春(2月4日ごろ)から春分(3月21日ごろ)までの間、②日本海に低気圧がある、③最大風速秒速8m以上、④風向きは南を中心に西南西から東南東の範囲で、⑤前日より気温が高いことです。春一番は毎年必ず吹くわけではなく、観測なしの年もあります。

春一番の名前の由来は、江戸時代末期(1859年)の長崎県壱岐島(郷ノ浦)での海難事故と伝えられています。春の初めに吹いた強い南風「春一(はるいち)」で漁船7隻が転覆し、53名の漁師が犠牲になりました。この風を警戒し、「春一番」と呼んで注意を喚起する習慣が生まれました。今でも旧暦2月13日には漁を休み、海難者の供養が行われています。

この壱岐の風習を知った民俗学者・宮本常一が1959年の『俳句歳時記』で解説しました。「春一番(仲春) 【解説】壱岐で春に入り最初に吹く南風をいう。この風の吹き通らぬ間は、漁夫たちは海上を恐れる。」

その後、1963年2月15日の新聞記事で全国的に広まり、気象庁が「春一番」を定義したことで定着していきました。1976年に発表されたキャンディーズの『春一番』のヒットも影響したといわれています。

関東地方の最速記録では、2021年2月4日に春一番が吹き、統計開始(1951年)以来最も早い記録を更新したそうです。暖かさを運ぶ一方で、強い風でもある春一番。外出の際はどうぞお気をつけて、季節の移ろいをお楽しみください。

INDIGO CLASSIC ストール ※ただ今若松ショールームに展示しております。
https://www.shokunin.com/jp/indigo/stole.html
ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/春一番
https://weathernews.jp/s/topics/201802/140055/
https://allabout.co.jp/gm/gc/486580/
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/144.html
https://goiryoku.com/haruichiban/

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本日の小樽ショールーム。小雨が降る中ではありますが、ようやく雪が溶け、道路が顔を出してきました。

二十四節気では、雪や氷が解けて水になり、雪も雨へと変わる「雨水(うすい)」をとうに過ぎ、北国の景色にも少しずつ春の兆しが見え始め、季節が前へと進んでいるのを感じます。

今日は、三条・銀座・若松の各ショールームも通常どおり営業しております。オンラインショップでの人気商品や定番商品を、実際に手にとってご覧いただけます。お近くにお越しの際は、春を探しにぜひお立ち寄りくださいませ。

ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/

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【日本の磁器誕生の地・有田】

「やきもの」とは土を練って成形し、焼いて作られたものの総称です。食卓で使う食器、洗面器などの衛生陶器、歯科治療で使われる人工歯、そして瓦やタイルなど建築材料として使われるやきものもあります。その種類や用途はさまざまで、私たちの生活の至る所に「やきもの」があります。実は普段何気なく使っているこれらの「やきもの」は材料となる土の種類、焼く温度、密度、吸水性などの条件により、土器、陶器、炻器(せっき)、磁器の大きく4つのグループに分類することができます。

土器とは、粘土を700~800度の低温で釉薬を使用せずに焼いたもの。耐火性はありますが、もろく、吸水性が高いことが特徴です。博物館などで見る縄文時代や弥生時代の土器が代表例です。陶器とは、若干のガラス質(ケイ酸)を含む陶土を800~1200度で焼いたもの。有色で吸水性があります。当店で取り扱っている松山陶工場(伊賀焼)や丹窓窯(丹波焼)はこちらの陶器にあたります。炻器とは、粘土を成形して1200~1300度の高温で長時間焼いたもの。硬く水を通しにくいことが特徴です。当店の商品では、一陽窯(備前焼)や常滑焼の急須など。磁器とは、ガラス質(ケイ酸)を多く含む磁土を使い釉薬をかけて1300度ほどの高温で焼いたもの。素地の色は白く、水を通しません。叩くと硬い金属音のような音がするのも特徴です。当店で取り扱っている有田焼や波佐見焼は磁器にあたります。

施釉をして高温で焼き上げるため、ガラスに近い滑らかな質感が特徴の磁器。その美しさは、今も昔も変わらず、国内外の多くの人々を魅了しています。そんな磁器が日本で最初に作られたのは現在の佐賀県有田一帯、日本を代表する磁器である有田焼の産地です。その歴史は古く、16世紀末、豊臣秀吉が命じた朝鮮出兵の際、派兵された鍋島直茂が朝鮮から連れ帰った陶工・初代金ヶ江三兵衛(通称:李参平)によって、有田の泉山で磁器の原料となる陶石が発見されたことから日本で初めての磁器生産が始まります。当時は、有田焼の積み出しが伊万里港からされていたことから、「伊万里焼」とも呼ばれていました。その後、良質な陶石があることや、佐賀藩による保護と管理により、有田一帯は磁器の産地として発展していきます。さらに、成形や絵付けの技術向上によって、高品質の磁器が生産されるようになると、17世紀後半には日本磁器の双璧と呼ばれる「柿右衛門様式」と「鍋島様式」も完成します。「柿右衛門様式」は、ヨーロッパの王侯貴族や大名家向けの高級品として民間の窯で作られた一方、「鍋島様式」は将軍家への献上品として佐賀藩直営の藩窯で作られました。また、有田焼はオランダの東インド会社によって、東南アジアやヨーロッパの国々へと広く輸出され、磁器を持つことがステータスシンボルであったヨーロッパの王侯貴族を魅了し、有田焼のデザインや技術はのちのヨーロッパでの磁器生産にも影響を与えました。

このように発展を遂げてきた400年にもおよぶ有田焼の歴史を感じることのできる町並みが「有田内山伝統的建造物群保存地区」です。江戸時代後期から昭和にかけて建てられた、商家や窯元の屋敷など和風・洋風さまざまな建物が2kmほど立ち並んでいます。深川製磁本店や、香蘭社有田本店、有田焼の買い付けに訪れた外国人の宿泊・接待のために建てられた旧田代家西洋館(有田異人館)など、有田焼の歴史とともに受け継がれてきた建物を見ることができます。実際に町並みを歩いてみると、有田焼のその歴史の長さと、現代までいかに大切にこの地で受け継がれてきたのかを実感することができました。そのほかにも、磁器製の鳥居や狛犬が境内にある陶山神社や、有田焼の歴史を分かりやすく紹介する佐賀県立九州陶磁文化館など、見どころが多くあります。ゴールデンウィークに開催される有田陶器市も毎年多くの人でにぎわいます。

産地や生産者の顔が分かると、食材や料理の味がよりいっそうおいしく感じられるように、工芸品も実際に産地を訪れ、歴史や作り手のことを知ると、さらに興味や愛着が湧き、長く大切に使いたいと思うようになる気がします。日本の磁器誕生の地・有田をぜひ訪れてみてください。

HASAMI
https://www.shokunin.com/jp/hasami/
すすむ屋茶店
https://www.shokunin.com/jp/susumuya/yunomi.html
HARIO
https://www.shokunin.com/jp/hario/ 
qusavi
https://www.shokunin.com/jp/qusavi/hata.html
有田内山伝統的建造物群保存地区
https://maps.app.goo.gl/UayQUJRCNCgYzs9J7
陶山神社
https://maps.app.goo.gl/Xqjb2bAHy4jwCCVn9
佐賀県立九州陶磁文化館
https://maps.app.goo.gl/oggit48ioinY2doZ8

参考資料
https://saga-museum.jp/ceramic/exhibition/permanent/20224.html
https://www.arita.jp/aritaware/
https://www.moco.or.jp/intro/guidance/#:~:text=%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%96%E3%81%BE%E3%81%AA%E6%96%87%E6%A7%98-,1.%E3%82%84%E3%81%8D%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%81%AB%E5%A4%A7%E5%88%A5%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
https://saga-museum.jp/ceramic/yakimono/qa/05.html
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/culturalproperties/result/2542/