2025年11月

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【山一の中華せいろで作る台湾の家常菜「瓜仔肉(きゅうりの漬物入り蒸しハンバーグ)」】

外食文化が発達した台湾では、手頃な価格でおいしい料理を楽しめることが大きな魅力です。一方、家庭で親しまれている料理は「家常菜(ジャーチャンツァイ)」と呼ばれ、ご飯とスープ、肉や魚の主菜に青菜のおかずを添えた、素朴な献立が基本。どの家庭でも手に入る食材を使い、味つけはシンプルで飽きのこないものが多いのが特徴です。調理法は炒める・煮る・蒸すが中心で、醤油、にんにく、油葱酥、胡椒などを使った、白いご飯によく合う味わいが好まれています。

そんな台湾の家常菜の一つ「瓜仔肉(グアザイロウ)」を、山一の中華せいろで作ってみました。瓜仔肉とは、きゅうりの漬物入り蒸しハンバーグのこと。できたてをそのままテーブルに運び、取り分けた具を汁ごとご飯にかけて食べるスタイルは、台湾の日常を感じさせてくれます。

作り方はとてもシンプルで、豚挽き肉に、粗みじん切りにしたきゅうりの醤油漬け(「きゅうりのキューちゃん」を使用)と、漬け汁、にんにく、ねぎ、砂糖、酒、醤油、胡椒、ごま油、水を加えてよく混ぜ合わせ、耐熱の器に入れて平らにならします。あとは中華せいろで蒸すだけで、約20分後にはふっくらとした蒸しハンバーグの出来上がり。箸を刺して透明な肉汁が出れば、蒸し上がりの合図です。手間はほとんどかからないのに、ご飯にぴったりのジューシーな旨味が楽しめる一品です。

汁気をたっぷり含んだ料理を取り分けるときに便利なのが、和田助製作所の「クッキング&サービングスプーン」。煮物や和え物を盛り付けたり、調理用のヘラとしても扱いやすい形状をしています。耐久性の高い18-8ステンレスを使用しており、板厚がしっかりしているためキズや変形に強く、なめらかなカーブが手になじんで具材をすくいやすいのも魅力。麻婆豆腐などの取り分けにもおすすめです。

気負わず作れて、蒸したてのおいしさを楽しめる。家常菜ならではのやさしい味わいを、ぜひご自宅でもお試しください。

山一 中華せいろ
https://www.shokunin.com/jp/yamaichi/seiro.html
青龍窯 小鉢 大
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/kobachi.html
和田助製作所 クッキング&サービングスプーン S
https://www.shokunin.com/jp/wadasuke/spoon.html
conte やくさじ
https://www.shokunin.com/jp/conte/yakusaji.html

参考資料
https://dancyu.jp/recipe/2025_00009679.html (レシピ)

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【新嘗祭】

11月23日は今年最後の祝日、勤労感謝の日です。同時に、宮中や全国の神社で行われる収穫を祝い感謝する日本古来の祭祀「新嘗祭(にいなめさい)」の日でもあります。

勤労感謝の日は、戦後、この新嘗祭の「五穀豊穣をもたらす勤労を尊び、感謝する」という精神に由来し、命を支える糧を得るための勤労を大切にし、互いに感謝し合うという考え方に基づき制定されたといわれています。

「新嘗祭」の「新」は、その年に収穫された新穀(特にお米)を、「嘗」は「味わう」「ごちそう」を意味します。宮中では天皇が自ら新穀を神々に供え、神前でその賜り物を食すことで、神の恵みを受けるという意味が込められています。

新嘗祭は飛鳥時代の皇極天皇のころから国の重要な行事とされ、明治6年から昭和22年までは祝祭日として「新嘗祭」と呼ばれていました。戦後の祝日改正により名称が「勤労感謝の日」に改められました。

宮中で行われる新嘗祭は一般公開されません。11月22日に鎮魂祭が行われ、23日の夕方には天照大御神をはじめとする神々に神膳を供え、天皇も共に食事をとります。24日の早朝にも神々への奉仕が続きます。一般の人が拝観できる最大規模の新嘗祭は伊勢神宮で行われ、その荘厳な雰囲気を参道の遠くから伺うことができます。

かつては新嘗祭まで新米を口にしない風習がありました。米の収穫から俵詰めまでに2カ月ほどかかったため、新米を食べる時期がちょうど新嘗祭のころだったためです。また、天皇や神々に献じる前に口にするのは恐れ多いという考えもありました。

『日本書紀』には「斎庭(ゆにわ)の稲穂の神勅」として、天照大御神が皇孫の邇邇芸命(ににぎのみこと)に授けた言葉が記されています。その内容は、「わたしが高天原で治める斎庭の稲穂を、あなたに授ける」というものです。これは、神聖な稲穂を地上に授けることで、稲作を通して国を治め、繁栄させることを示したとされ、この神勅は新嘗祭の由来の一つともされています。

五穀の種類は時代によって異なり、『古事記』では稲・麦・粟・大豆・小豆、『日本書紀』では稲・麦・粟・稗・豆とされています。密教ではごまやマスタード、緑豆も登場します。主食である米を中心に、時代の価値観や生産物によって食物観は変化してきました。現代では白米・粟・黍・麦・豆類を指す「五穀米」が広く知られていますが、自然の恵みへの感謝という基本的な考えは変わっていません。

お米の国・ニッポンの新嘗祭はその年の実りに感謝を捧げる日。日々の暮らしの中でも、食の恵みへの感謝を忘れずに過ごしたいものです。

青龍窯 飯茶碗 大
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/chawan.html
栗久 曲げわっぱのおひつ
https://www.shokunin.com/jp/kurikyu/ohitsu.html
和田助製作所 しゃもじ入れ
https://www.shokunin.com/jp/wadasuke/shamoji.html

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/新嘗祭
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/qa/jinja_matsuri/05/
https://owned.kanazaki-okome.jp/tips/古くから伝わる新嘗祭
https://precious.jp/articles/-/23019
https://wagyugift.jp/column/rice/fivegrain-and-brown-and-sproutedbrown/
https://www.famille-kazokusou.com/magazine/manner/522
https://www.shirayama.or.jp/kouwa/k385.html
https://dl.ndl.go.jp/pid/1308992
https://cultural.jp/item/dignl-1308992

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【ぬくもりのある食卓を】

京都市では突然冬が来たかのように寒くなり、少し前までの暑さは何だったんだ?!と思うような気候の移り変わりです。というわけで、温かいものが恋しくなる季節がやってきました。

こんな時期になってくると、ぽってりした陶器のぬくもりや、どっしりした鉄器の頼もしさが俄然恋しくなってきます。三条ショールームにも、人気の松山陶工場の伊賀土鍋や小笠原陸兆の南部鉄器が並んでいます。

その中でも、心奪われる愛らしさの小さな土鍋やフライパンたちを並べてみました。なんてかわいらしいんでしょう…!

南部鉄器の一番小さなミニパン小は、おつまみにぴったりな手のひらサイズの直径11cm。それよりひとまわりほど大きい直径14.5cmの蓋付きミニパンは、朝食の目玉焼きやソーセージをおいしく仕上げてくれるのはもちろん、一人分にちょうど良い大きさのホットケーキやオムレツ、おやつの焼きリンゴと、朝から晩まで活躍する逸品です。蓋付きなのが実用的にもビジュアル的にも、またいい…!

フライパンは炒め物や焼き物から揚げ物までなんでもござれ。直径約18cmとやや小ぶりに思えますが、女性でも片手で持てるサイズと重さのフライパンです。どっしりした鋳物でも使いやすい計算されたサイズなのではないでしょうか。温かいまま食卓に出せるのも、また嬉しいポイントです。

この愛らしく頼もしい鉄器のフライパンは、鋳物作家である小笠原陸兆さんのデザインによるもの。陸兆さん亡きあとも、変わらずに受け継がれて作られています。

そしてこちらも小ぶりな松山陶工場の土鍋。一人で鍋焼きうどんをいただくときにも、この土鍋を使うだけで、手が込んだことをしなくとも豪勢な気分になれるのが嬉しい。さっと湯豆腐や少量のお鍋をするのにもぴったりです。もちろん大きな土鍋もすてきですが、この絶妙なサイズ感が使い勝手がよく、これからの季節には大活躍しそうです。

土鍋で有名な伊賀焼の松山陶工場によるこの鍋は、土灰釉の色味が美しいのも手に取りたくなるポイントです。同じ松山陶工場の、ぽってりつるん、としたあたため鍋も大変かわいらしいですが、灰色がかったこちらの色味もどこか懐かしさを感じさせてくれます。

土鍋や鋳物は重量があるからこそ、手に取りやすいサイズ感や大きさが重要だと思います。急激な気候の変化で体調を崩しがちにもなりますが、なるべく体を温めるような食事を心がけ、寒くなってくる季節も健やかに過ごせるようにしたいものです。

小笠原陸兆 ミニパン
https://www.shokunin.com/jp/rikucho/minipan.html
小笠原陸兆 フライパン
https://www.shokunin.com/jp/rikucho/fryingpan.html
松山陶工場 あたため鍋
https://www.shokunin.com/jp/matsuyama/
松山陶工場 土灰斑点土鍋
https://www.shokunin.com/jp/matsuyama/donabe.html
三条ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/sanjo.html