2025年07月

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【おたる潮まつり&小樽がらす市開催中】

小樽の夏を彩る「おたる潮まつり」と「小樽がらす市」が、昨日から明日まで同時開催中です。潮まつりでは、伝統の「潮ねりこみ」、最終日には20時から花火大会も予定されており、連日屋台もたくさん出店しています。

一方、旧国鉄手宮線跡地では「小樽がらす市」が開かれ、130個の風鈴が並ぶ幻想的なトンネルでは、夜にライトアップも行われます。

小樽ショールームは本日と明日オープンしておりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。

小樽ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html

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【貴船の川床】

数年前の夏、叡電に揺られ、京都に遊びに来た家族と一緒に京の奥座敷・貴船を訪れました。市内の暑さが嘘のように清々しい空気が満ち、貴船の「川床」はまさに天然のクーラーでした。

京都の夏の風物詩である川床には、大きく分けて3つのエリアがあります。街なかでアクセス抜群な「鴨川」、京都市北部の避暑地である「貴船」、京都市北西部の紅葉の名所としても知られる「高雄」。貴船へは、市内の出町柳駅から約30分間、青もみじなどの景色を楽しみながら叡山電車に乗って向かい、貴船口駅で下車します。予約しているお店によっては、こちらの駅まで送迎バスが迎えに来てくれます。

予約をした「ひろ文」の送迎バスに乗せていただき、川床へ。ひろ文は、貴船で唯一流しそうめんも楽しめる料理旅館で、貴船随一と誉れ高い川床を有しています。今回はまたとない機会だったため、旬の京懐石をチョイス。夏真っ盛り、迫力ある清流貴船川のせせらぎを間近に感じながらの川床は心地よい涼しさで、次々と運ばれてくる京都らしい素材を用いたお料理は、器を含め、目にも涼やか。五感で山紫水明を感じた、贅沢なひとときでした。

食後は、散歩を兼ねて水の神様を祀る「貴船神社」へ。生き生きとした緑を全身に浴びながら、印象的な春日灯籠が並ぶ表参道を登り、神聖な空気を味わいました。以前から、両親が「人生で一度は行ってみたい」と言っていた貴船の川床。貴船は道が広くはないこともあり、トップシーズンの人の多さにはびっくりしましたが、一生ものの透き通る夏の思い出となりました。

京都貴船 料理旅館 ひろ文
https://maps.app.goo.gl/j19ME8zKTKuMjz1H8
貴船神社
https://maps.app.goo.gl/7WapdNmnHofk39jQ9
ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/

参考資料
https://hirobun.co.jp/
https://www.keihan.co.jp/recommend/kurama-kibune-ohara/kibune.php
https://ja.kyoto.travel/tourism/article/coolness/
https://souda-kyoto.jp/blog/00725.html

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【ナポリタン】

「ナポリにナポリタンはない」というのは有名な話ですが、私たち日本人にとってナポリタンは、パスタの定番中の定番、親しみのある洋食のひとつです。ケチャップで炒めたスパゲッティに、ハムやピーマン、玉ねぎなどが加わったシンプルな料理ながら、その味わいには独特の安心感があったり、学校帰りに立ち寄った喫茶店で夕食前の小腹を満たした思い出など、思い入れのあるメニューではありませんか?

和製洋食の代表格であるナポリタンの発祥は、昭和2年(1927年)に横浜で開業した老舗ホテル「ホテルニューグランド」だといわれています。二代目総料理長の入江茂忠氏が、GHQに接収されていたホテルで、米兵たちが食べていたスパゲッティをケチャップで和えたものをヒントに、より日本人の口に合うようにアレンジしたことから生まれました。実はこのオリジナルの「Spaghetti Napolitaine(スパゲチ ナポリテーイン)」には、ケチャップではなく、生トマトや野菜、オリーブオイルを使ったソースが用いられていました。そこに炒めたハムやピーマン、マッシュルームを加え、ソースと絡めたスパゲッティとして考案されたとされています。このホテルニューグランドからは、ナポリタンだけではなく、ドリアやプリンアラモードといった現代に続く洋食メニューが生まれているのですから驚きです。ちなみに、「ナポリタン」という命名は、中世のころナポリの屋台で庶民向けにトマトソースをかけたスパゲッティが売られていたことをヒントにしたもの、または古典フランス料理の「スパゲッティ ナポリテーヌ」を日本人が呼びやすいように「ナポリタン」に変化させたのではないかなどと考えられているそうです。

現在のようなケチャップ味のナポリタンが生まれたのは、昭和21年(1946年)、横浜にオープンした洋食店「センターグリル」でした。創業者の石橋豊吉氏は、当時まだ高価だったトマトの代わりにケチャップを使い、ロースハムやピーマン、玉ねぎ、マッシュルームなどを加えてナポリタンを完成させました。この味が喫茶店や家庭でも作られるようになり、年代を問わず多くの人に親しまれる定番メニューとなったのです。

さて、ナポリタンは日本独自の進化を遂げたわけですが、日本以外の海外にも「ナポリタン」に似た料理は存在するのでしょうか?調べてみると、ロシアの「海軍風スパゲッティ(макароны по-флотски)」は、意図的に茹ですぎたスパゲッティと、コンビーフ、玉ねぎを炒める点で似ています。しかしこれにはケチャップは入っていないそうです。ペルーの「タリャリン デ ロモ サルタード(tallarín de lomo saltado)」も、トマトや牛肉、玉ねぎを炒めたソースと麺を絡める料理で、麺を炒めることもあります。日本国内でも、ナポリタンは地域ごとに独自のバリエーションを持っています。名古屋の「イタリアン」は、熱々の鉄板に溶き玉子を敷いた上にナポリタンを盛り付けるスタイル。静岡県富士市には、トマトソースベースの温かいスープに麺をつけて食べる「つけナポリタン」があり、東京都八王子市の「八王子ナポリタン」は、八王子ラーメンのように刻み玉ねぎをトッピングにするのが特徴です。これらの地域色豊かなアレンジが、ナポリタンの魅力をさらに広げていると言えるでしょう。

横浜のホテルニューグランドでの誕生から、喫茶店文化と共に全国へ広がり、ケチャップ味へと進化を遂げたナポリタン。その歴史は、日本の食における創意工夫を物語っています。そして今もなお進化を続け、家庭や専門店、そして地域のご当地グルメとして、私たちに多くの楽しみをもたらしてくれます。その歴史や背景を知ることで、いつもの一皿がよりいっそう味わい深く感じられるのではないでしょうか。

柳宗理 ステンレスボール 23cm
https://www.shokunin.com/jp/yanagisori/bowl.html
conte おてがる料理トング 220
https://www.shokunin.com/jp/conte/tongs.html
小笠原陸兆 フィッシュパン
https://www.shokunin.com/jp/rikucho/fishpan.html

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%B3
https://jp.pokke.in/blog/7071/
https://chefrepi.com/magazine/culinary-dictionary/napolitan-japanese-pasta-guide-history/
https://jp.shokunin.com/archives/52018517.html (ホテルニューグランドの記事)