2025年07月

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【大久保ハウス木工舎の商品が再入荷いたしました】

大久保ハウス木工舎の商品が数カ月ぶりに再入荷いたしました。

2012年創業の大久保ハウス木工舎は、長野県松本市にて、高品質で独創的な木の生活道具を製作しています。

へらや杓文字など、丁寧な手仕事で仕上げられた木のキッチンツールは、どれも美しさと使いやすさを兼ね備えた逸品。毎日の料理を心地よくこなすための強い味方です。また、お料理好きの方へのプレゼントとしても大変人気があります。

再入荷したばかりのこの機会に、ぜひお気に入りを見つけてみてください。

大久保ハウス木工舎 木のへら
https://www.shokunin.com/jp/okubo/hera.html
大久保ハウス木工舎 すくえる木のへら
https://www.shokunin.com/jp/okubo/sukueru.html
大久保ハウス木工舎 栗の杓文字
https://www.shokunin.com/jp/okubo/shamoji.html
大久保ハウス木工舎 調理匙
https://www.shokunin.com/jp/okubo/saji.html
大久保ハウス木工舎 ジャムスプーン
https://www.shokunin.com/jp/okubo/jam.html
大久保ハウス木工舎 お玉匙
https://www.shokunin.com/jp/okubo/otama.html
大久保ハウス木工舎 胡桃のサーバー
https://www.shokunin.com/jp/okubo/server.html

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【雲】

青い空に、もくもくと広がる白い雲、空を見上げるたびに夏だと感じます。雲とは、大気中に浮かんでいる小さな水滴や氷の粒(氷晶)が集まったものです。空気は高く上がると温度が下がり、水蒸気が冷やされて水滴となって集まり、雲になります。

この雲の中で水滴や氷の粒がぶつかり合って大きくなってくると、やがて重さに耐えきれず地上に落ちてきます。これが雨や雪、そして場合によっては「ひょう」や「あられ」になります。ちなみに、ひょうとあられはどちらも氷の粒ですが、その大きさによって区別されます。一般に直径が5ミリ以上のものをひょう、それより小さいものをあられと呼びます。また、ひょうはおもに激しい積乱雲の中で発生し、雷を伴うこともあります。

夏の空によく現れる「入道雲」と呼ばれる「積乱雲」は、30~1時間程度の短い時間で、狭い範囲で激しい雨を降らせる雲です。青空に突然現れ、強い雨を降らせて去っていく、それが入道雲の特徴です。そもそも「入道」とは出家して仏門に入ることを意味しますが、夏の空に湧き上がる雲の形が坊主頭の僧侶のように見えることから、入道雲と名付けられたという説があります。夏にこの雲が多いのは、強い日差しで温められた地表近くの湿った空気が、一気に上昇して雲を作るためです。特に蒸し暑く、風の弱い日の昼過ぎから夕方にかけてよく見られます。この雲の中では空気の流れが激しく、雷や突風、集中豪雨、さらにはひょうが降ることもあります。

雲は、自然現象としてだけでなく、私たちの文化や精神にも深く根づいています。平安・鎌倉時代に盛んに制作された絵巻では、雲の流れる様子が時の流れを象徴するモチーフとして描かれ、場面が次々と展開する「物語の時間」を視覚的に伝えていました。また、中国の北宋の文人・蘇軾(そしょく)の作品には、「行雲流水(こううんりゅうすい)」という四字熟語があります。雲は形をとどめず、流れ、変化し、やがて消えていきます。空をゆく雲、川を流れる水のように、執着することなく、物に応じ、事に従って行動することのたとえです。禅の世界でも、雲のようにとどまらず、風にまかせて空を漂うように生きるのが理想の姿とされてきました。旅をしながら修行する僧侶のことを「雲水(うんすい)」と呼びますが、それも雲のように、水のように、自然に身をゆだねて生きる姿を表しています。

さて、近年夏は温暖化やヒートアイランド現象の影響で、雷雨や局地的豪雨の発生頻度が高まっています。空が急に暗くなったり、冷たい風が吹いてきたり、遠くで雷の音が聞こえたりしたときは、激しい雨が迫っているサインかもしれません。時に厳しい自然の顔を見せる夏の空。備えながらも、移り変わる夏の空を楽しんでいきましょう。

Sghr スガハラ 雲 ビアグラス
https://www.shokunin.com/jp/sugahara/kumo.html
ここかしこ 雲棚
https://www.shokunin.com/jp/kokokashiko/
くわな鋳物 蚊やり器 雲
https://www.shokunin.com/jp/kuwana/kayariki.html
丸山タオル 雲ごこちタオル
https://www.shokunin.com/jp/maruyama/towel.html

参考資料
https://www.mizu.gr.jp/images/main/kikanshi/no56/mizu56.pdf
https://kids.gakken.co.jp/kagaku/kagaku110/science0341/
https://www.jma.go.jp/jma/kids/kids/faq/a2_05.html
https://tokyotobari.co.jp/tobari-net/2025/05/14/post-2604/
https://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/27/27-2/qa_27-2-j.html
https://tenki.jp/suppl/sachico_nakayama/2016/08/04/14361.html

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【うちわに宿る日本の夏と職人の魂】

先日、札幌の実家を訪れた際、北海道も連日の30℃超えの猛暑にもかかわらず、両親は扇風機をあまり使わず、和室のテーブルの上にはうちわが静かに置かれていました。聞けば、随分昔にお店で無料配布されていたものだそうで、物持ちの良い両親は今でも大切に使い続けているようでした。うちわ二本は入れ物にぴったりと収まり、まるで季節の風物詩のような佇まい。昔の夏、お店での無料配布の定番といえば、やはりうちわだったと思います。何年使っても壊れず、丈夫で、無料とは思えないほどの品質。実家でその姿を見るたびに、風流だなと感じるのです。

うちわは、ただの涼を取るための道具ではありません。仰いで風を起こすだけでなく、日除けや虫除け、火起こしや酢飯を冷ます調理道具としても使われてきました。その歴史は古く、特に熊本県山鹿市来民(くたみ)で作られる「来民渋うちわ」は、慶長5年(1600年)に四国・丸亀の旅僧が一宿の謝礼として製法を伝えたことに始まるとされています。この伝統を今に受け継ぐ唯一の工房が、明治22年(1889年)創業の栗川商店です。栗川商店のうちわは、阿蘇外輪山産の真竹を骨に使い、手漉き和紙に自家製の柿渋を塗って仕上げられています。柿渋は和紙を丈夫にし、長持ちさせるだけでなく、防虫・防腐・防水の効果もあり、使い込むほどに色合いが深まって味わいが増していくのが特徴です。柿渋は未熟な豆柿を発酵・熟成させたもので、栗川商店では3年以上寝かせた自家製のものを使用しています。

栗川商店の「渋うちわ」は、形やサイズも豊富で、用途や好みに応じて選ぶことができます。たとえば「仙扇」は、明治時代に筆屋と茶屋とうちわ屋が共同で考案した形で、細川家の茶室で愛用されていた由緒あるデザイン。面が広く、小さな力で大きな風を起こせるため、焼き鳥屋さんや鰻屋さんでも重宝されています。また、「小丸」は昭和初期に生産されていた子供用のうちわの復刻版で、小ぶりながら柄が長く、シンプルでモダンな印象です。「仏扇」は、お灯明を消すために使われていた小型のうちわで、バッグにも収まりやすく女性に人気です。さらに、調理用としても活躍する「永大」は、酢飯を冷ましたり、炭火の調整に使われるなど、実用性の高いモデルです。どのうちわも軽くて手が疲れにくく、扇ぐ姿も美しく見えるように設計されています。

価格帯は千円台から三千円程度と手ごろで、贈り物や記念品としても人気があります。「来民渋うちわ」は「民が来る」という語呂合わせから、商売繁盛の縁起物としても親しまれてきました。丈夫で長持ちすることから、出産祝いや還暦祝い、結婚式の引き出物、企業の周年記念品など、さまざまな場面で贈られてきた歴史があります。

私自身、家ではあまりうちわを使わなくなってしまいましたが、実家でうちわ入れに収まった二本のうちわを見ると、どこか懐かしい気持ちになり、そして少しうちわが羨ましくも感じるので、お気に入りの一本を渋うちわから選ぼうと思っています。うちわは、風を送るだけではなく、心も送る道具。栗川商店の渋うちわは、そんな日本の夏の美しさと、職人の魂を感じさせてくれる存在です。

栗川商店 渋うちわ
https://www.shokunin.com/jp/kurikawa/
ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/