2025年04月30日 ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか?私たちは台湾に来ております。ただ今高雄で、これから台東に向かいます。6回目の台湾ですが、初めての東側なのでワクワクします。 ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか?私たちは台湾に来ております。ただ今高雄で、これから台東に向かいます。6回目の台湾ですが、初めての東側なのでワクワクします。旅の様子はInstagramにて投稿させていただきます。よろしければこちらもご覧くださいませ。 https://www.instagram.com/shokunincom/
2025年04月30日 【KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭】4月も終盤となり、葉桜が鮮やかな新緑の季節を迎えています。本日は、京都で開催されている大きな写真祭をご紹介させてください。 【KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭】 4月も終盤となり、葉桜が鮮やかな新緑の季節を迎えています。本日は、京都で開催されている大きな写真祭をご紹介させてください。 「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、国内最大規模を誇る写真フェスティバルです。2013年から開催されており、今年は干支が2巡目に入った節目の年となりました。コロナ禍で秋の開催を余儀なくされたこともありましたが、4月中旬からゴールデンウィーク終了後の土日までの約1カ月間、京都市内10以上の会場で、さまざまな展示やイベント・物販が行われる文化事業です。すべての会場を巡るにはパスポートチケットが必要ですが、単館チケットの発売や無料で鑑賞できる会場もあり、自分のスタイルで参加することができる選択肢の多いイベントとして親しみを感じられます。 京都で開催される文化系イベントは、会場自体の個性や魅力が大きな役割を果たしますが、KYOTOGRAPHIEもそうです。美術館やギャラリーなどの展示に特化した場だけでなく、商店街や駅など身近にある施設や、寺院仏閣の一角や新聞社の地下を間借りした非日常的なコラボレーションもあり、会場には文化財として保存されている大型京町家もいくつか含まれます。その内の一つが、ここ数年は写真祭のインフォメーション会場となっている「八竹庵(旧川崎家住宅)」です。 祇園祭の山鉾巡行が通る新町通に面している八竹庵は、大正15年(1926年)に竣工した和洋折衷の京町家です。設計に関しては、洋館部分が武田吾一、和室と茶室が上坂浅次郎、室内の意匠についても東山連峰を表現した欄間は竹内栖鳳がデザインしたものと、著名な名前が並びます。複数ある庭園自体も見事ですが、最も貴重なのは広縁の建具で、実は建築当初から割れずに現存する「波打ちガラス」です。不規則な波打ちがゆらゆらと庭の緑を幻想的にし、見学の際はさまざまな角度から見入ってしまいます。 この八竹庵は、以前「紫織庵」という長襦袢を取り扱う店舗とミュージアムでしたが、所有者が東京の不動産会社へ変更になった際、解体や移築の話で京都市から警告文が出され、京都の町家保存活動界隈を驚かせました。幸い2021年に現所有者に取得され、保存活用の一環としてKYOTOGRAPHIEも関わり始めました。今年は二階と蔵および茶室に展示を、そして一階の洋間と大きな和室にはコンシェルジェデスクとショップが設置されています。写真祭開催中は建物も無料で見学できますので、建築愛好者はぜひとも訪れたい場所です。 会期は折り返しを迎えましたが、後半のゴールデンウィーク期間中も各展示会場がにぎわいを見せることでしょう。初めての参加でしたら、まずはチケットが必要ない八竹庵を訪れてみてはいかがでしょうか。写真とすてきな京町家を堪能したあとは、レトロな洋館が並ぶ三条通も一緒にお楽しみいただけたらと思います。 KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 https://www.kyotographie.jp/ 八竹庵 https://www.kurochiku.co.jp/hachikuan/ 三条ショールーム https://www.shokunin.com/jp/showroom/sanjo.html
2025年04月28日 【小樽カフェめぐり】小樽には多くの歴史的建造物が残っており、その用途は漁家、倉庫、店舗、料亭、寺院、教会、銀行など多岐にわたります。 【小樽カフェめぐり】 小樽には多くの歴史的建造物が残っており、その用途は漁家、倉庫、店舗、料亭、寺院、教会、銀行など多岐にわたります。これらの建物は、当時の最新技術や洗練されたデザインが取り入れられており、貴重な文化遺産として高く評価されています。 小樽ショールームが入る旧通信電設浜ビルも小樽市指定歴史的建造物第40号に指定されており、昭和初期に建てられたモダンな鉄筋コンクリート造です。建物の正面デザインは左右対称、窓の縦枠はアーチ型。花崗岩で装飾された玄関の出入り口にある欄間には幾何学模様が描かれ、玄関の両脇に円柱が立ち、外灯が組み込まれています。小樽で最初の貸しビルといわれ、石原慎太郎氏・裕次郎氏のお父様が勤めていた山下汽船の小樽支店もここにありました。 小樽ショールームの窓ガラスを見てみると、上部が丸みを帯びていて、木枠の二重窓が昔のまま残っています。ガラス越しの景色も曲がって見え、レトロな雰囲気が感じられます。古い建物の中に価値を見出し大切に使い続けてきた結果が、小樽の魅力的な街並みとなり人々を惹きつけているように感じます。 小樽市は1983年(昭和58年)に「小樽市歴史的建造物及び景観地区保全条例」を制定し、31棟の歴史的建造物を指定しました。1992年(平成4年)には、これを発展させた「小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例」を制定し、都市景観の総合的な保全を目指します。この条例に基づき、市内全域で歴史的建造物の実態調査が行われました。調査は日本建築学会北海道支部に委託され、「小樽市歴史的建造物調査委員会」が発足。第一次調査では、建築の歴史的価値や地域の歴史的価値を考慮し、2,357棟の建物が選ばれました。これらの建物は、外観の状況、構造、屋根、外壁など九つの項目に分けて調査されました。第二次調査では、主要な508棟を選出し、聞き取り調査や内部調査を行い、建物の沿革や特徴、設計者などの資料を収集。これらの調査結果を基に、景観審議会からの答申を受け、保全すべき建物を「小樽市登録歴史的建造物」として登録しました。その中からさらに所有者の同意を得たものが「小樽市指定歴史的建造物」となり、現在は79件が指定されています。 先日、小樽市指定歴史的建造物第32号の旧岡川薬局と、第72号の旧小堀商店へ行ってきました。岡川薬局は、小樽で有名な「薬種売薬」の老舗です。信香町から奥沢へと続く道路沿いの、早くから市街地として発展した地域にあります。木造モルタル塗りの二階建で、マンサード屋根を採用し、ドーマ窓(屋根窓)を設けて屋根裏も活用しています。基礎工事に1年を費やし、工期は合計2年かかったとされています。昭和初期の代表的な木造建築です。 現在、旧岡川薬局はカフェとしてリノベーションされ、ゲストハウスも併設されています。カフェの内装は真っ白なキャンパスのようで、ユニークな雑貨や家具が散りばめられています。カフェのメニューは季節ごとの異なるメニューが楽しめ、地元の食材を生かした料理が提供されています。アクセスは、南小樽駅から徒歩約6~8分です。旧岡川薬局は、歴史的な価値と現代的な利便性を兼ね備えた魅力的なスポットです。 次に、旧岡川薬局より徒歩7分ほどのところにある旧小堀商店は、古くから市街地が形成された山ノ上町(現在の住吉町)に昭和初期に建てられました。外壁は木造に鉄網を張り、モルタルを厚く塗った木骨鉄網コンクリート造で、黒壁が重厚感を醸し出しています。防火シャッターや二重窓、全館にスチール暖房を備え、当時の最新設備が整えられていました。母屋の背面には漆喰塗りの蔵が付属しています。もともとは繊維卸業を営む商店でした。現在はテイクアウト専門のカフェとして再活用されており、店名から昔の町名「山ノ上町」が由来していることが分かります。カフェでは体に優しいドリンクや焼き菓子が提供されており、小樽市を舞台にしたドラマの撮影に来ていた俳優が、撮影期間中に何度も訪れていたカフェとしても有名です。ドラマでは、小樽の美しい風景が物語をより感動的にしています。 歴史的な建物の魅力と現代的なカフェ文化が融合したすてきなスポットが小樽にはたくさんあります。訪れる人は昭和初期の雰囲気を感じながら、リラックスした時間を過ごすことができるのではないでしょうか。小樽の歴史を感じられるカフェを巡るのも小樽の楽しみ方のひとつです。小樽を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。 小樽ショールーム https://www.shokunin.com/jp/showroom/otaru.html 旧岡川薬局 https://maps.app.goo.gl/cnmFRSewfW3syAwg7 旧小堀商店 https://maps.app.goo.gl/pT7bTXt4CkGaiinU9 参考資料 https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020101500269/