2024年09月

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【台風】

低気圧とは、周囲より気圧が低い大気の部分を指し、地球のさまざまな場所で発生します。これにより上昇気流が生じ、雲が形成され、雨や風が強まり、天候が不安定になることがあります。熱帯低気圧は赤道付近の海域で発生し、温かい海水からエネルギーを得て発達します。風速が強まると台風へと進化し、おもに西太平洋で発生して東アジアや東南アジアに大きな影響を与えます。同じ現象が、地域によっては「ハリケーン」や「サイクロン」と呼ばれています。

平安時代中期には、暴風を「野分(のわき、のわけ)」と呼び、野の草を吹き分けることからその名が付いたとされています。江戸時代や明治にかけては、清国(中国)に倣い、熱帯低気圧を「颶風(ぐふう)」「大風(おおかぜ)」などと表現していましたが、1956年に同音の漢字である「台風」に統一されました。

台風は災害をもたらす一方で、自然界の動物たちにも影響を与えます。台風に乗って本来の生息地から遠くへ飛ばされる蝶は「迷蝶」、鳥は「迷鳥」と呼ばれます。たとえば、カバマダラやメスアカムラサキなどが台風の影響で遠方に飛来し、冬までに世代を重ねることが知られていますが、冬を越せずに消える「死滅回遊」の例でもあります。また、沖縄を含む南西諸島で見られる渡り鳥のエリグロアジサシは、台風の多い年には出発時期を早めたり、ルートを調整したりして、台風の少ない年と同じ季節に越冬地へ到着することが知られています。台風によって海水の表層と深層が混ざり、餌となる魚が取りづらくなる状況に対応していると考えられています。

こうした生き物の観察からは、自然の神秘が感じられると同時に、気候変動や生態系の変化を理解する手がかりにもなるそうです。防災のことはもちろんですが、気候変動に備えるためにも、多様な地域における生態の知恵を学ぶことが必要なのかもしれません。

ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/

参考資料
https://collections.mfa.org/download/232276 (Museum of Fine Arts, Boston)
https://www.data.jma.go.jp/nagoya/shosai/app/kouenkai/R4_tsuboki.pdf
https://ja.wikipedia.org/wiki/台風
https://ja.wikipedia.org/wiki/熱帯低気圧
https://ja.wikipedia.org/wiki/カバマダラ
https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20210128.html

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【野田琺瑯の琺瑯容器(琺瑯蓋)が加わりました】

日本を代表する琺瑯容器として国内外から人気の野田琺瑯。

本体も蓋もすべて琺瑯でできた保存容器は、蓋をしたまま火にかけることができるので、コンロ周りが汚れにくく、おでんなどを汁気を保ったまま温め直すことができます。

また、キムチやらっきょうなど匂いの強い食材も、蓋への匂い移りを気にせずにご使用いただけます。

長年にわたって愛される野田琺瑯の琺瑯容器を、ぜひ毎日の暮らしの中でお使いください。

野田琺瑯 琺瑯容器(琺瑯蓋)
https://www.shokunin.com/jp/noda/horo.html

Shunkosai_Hokuei_Obake

井上さん写真

【お岩さん】

『番町皿屋敷』のお菊さん、『牡丹灯籠』のお露さん、『四谷怪談』のお岩さん。江戸の昔から、東京の街を舞台にし、落語や歌舞伎、講談などさまざまな表現方法で取り上げられてきた「三大怪談」。なんとなくは知っていましたが、登場人物が混ざってしまったりで、改めてそれぞれのストーリーを確認してみると、井戸から出てきてお皿を数えるのは、お岩さんではなく、お菊さんです。と今更ですが再認識するところもありました。どのストーリーも幸薄い娘たちが主人公になり、シンプルな中にも、裏切りや怨念、根深い心の傷が絡み合っているのです。そして、なぜか女性が醜い姿に化けるというパターンで、怖くて悲しいあらすじに仕上がっています。当時の流行りだったのでしょうか?現代まで語り継がれているということはもっと深い何かがきっとあるはずですね。

千代田区の番町を舞台にした『番町皿屋敷』、九段南四丁目と五番町の境界にある「帯坂」は、ヒロインお菊さんが髪を振り乱し、帯を引きずりながらここを通ったという伝説から、帯坂の名が付けられたといわれています。そして、文京区の根津や本郷辺りを舞台にした『牡丹灯籠』や新宿区四谷の『四谷怪談』。先日その主人公のお岩さんが信仰していた社、「於岩稲荷田宮神社」に立ち寄ってみました。

こちらの社は、現在の四谷三丁目にある田宮家の邸内にあります。実在していたお岩さんは、初代田宮又左衛門の娘さんで、養子に迎えた伊右衛門と共に家勢を再興したことから、お岩さん没後に「お岩さんの稲荷」としてしだいに人々の信仰を集めたようです。鶴屋南北の戯曲『東海道四谷怪談』が1825年(文政8年)に初演されると、更に多くの信仰を集めるようになります。戯曲は実在の人物からは200年後の作品で、お岩夫婦も怪談話とは大きく異なり、お岩さんは良妻賢母の鏡で、二人はおしどり夫婦だったそうです。お岩さん没後も、商売繁盛、夫婦円満の神様として人気を集めていました。なぜそんなすてきな奥様が、語り継がれるほどの恐ろしい怪談話になってしまったのか?まだまだ掘り下げてみたいところですね。

今でも四谷怪談上演の際には、役者さんたちが上演中の無事を祈り参拝に訪れるそうです。四谷三丁目からにぎやかな大通りを少し入った住宅街に、ひっそりと佇む小さな神社です。なぜかちょっとドキドキしてきます。お近くに行かれた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

於岩稲荷田宮神社
https://maps.app.goo.gl/bAmNJq397teJ7U3z5
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html

参考資料
https://kyofu.takeshobo.co.jp/news/column/koten-kaidan/1223/
https://jinja.tokyolovers.jp/tokyo/shinjuku/yotsuya-oiwainaritamiyajinja
https://www.tokyo-np.co.jp/article/49508#:~:text=江戸・東京が舞台で,方も多いのでは%E3%80%82