2024年06月

おがわけん

【OGAWAKENのレイズン・ウイッチ】

東京近郊ではおなじみの手土産の一つです。私自身もお遣い物に選ぶことのあるお菓子でしたが、頂いたときの嬉しさはまた別物ですね。有楽町駅のお隣、銀座からも徒歩圏内の新橋駅前に新橋店があります。

このご紹介を機に「巴裡 小川軒」の歴史に触れてみました。レストランとしての小川軒は新橋駅の誕生よりも古く、明治・大正・昭和と激動の時代の中、戦後は再興に奔走し、どうにか営業を続けてきました。闇市の流れを色濃く残した新橋一帯に再開発の白羽の矢が立ち、欧米文化の浸透も手伝って徐々に市民権を得ていた小川軒は、再開発された新橋駅前ビルにお店を立ち上げます。そのレストランの一角に洋菓子のショーケースを設けたことで誕生したのが、「レイズン・ウィッチ」でした。

「材料8割、腕2割」、その心は「いかに良い腕を持っていても、食べ物の良し悪しの8割は材料の良し悪しで決まるため、材料の選定は極めて重要である」なのだそうです。そして、安全でおいしく鮮度の良いお菓子づくりを心がけています、というメッセージを知り、レイズン・ウィッチはいっそう味わい深いものになりました。

現在では、新橋、目黒、代官山、お茶の水、鎌倉とそれぞれのお店に引き継がれ、パッケージも各店オリジナルで販売されています。絶妙な味の違いを比べてみるのも楽しそうですね。

巴裡 小川軒
https://maps.app.goo.gl/nfd1LVpvYhAxu24eA
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html

参考資料
https://shop.ogawaken.co.jp/pages/history_detail
https://ameblo.jp/ashimomo-asimomo/entry-12580508651.html

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【コーンとおかかの焼きおにぎり】

先日の記事でご紹介いたしました、「自家製濃縮だし」のだしがらを使ったおかかで焼きおにぎりを作ってみました。自家製おかかは鰹節だけではなく、干し椎茸や昆布やごまも入っているので、具沢山でちょっとぜいたくな味がします。冷蔵庫にコーンの缶詰が少しだけ残っていたので、それも具として入れてみました。

ボウルに入れたご飯に、コーン、おかか、醤油を一回し加えてざっくりと混ぜます。4等分にして、山一の三角おにぎり型を使っておにぎりを4つ作り、油ならししたおにぎり焼き器で、少量のバターを塗ってから焼きます。火は極弱火で表面が固まるまでは触らずゆっくり、時間をかけて。数分ずつ両面を焼いたらコーンとおかかの焼きおにぎりの出来上がりです。

小笠原陸兆のおにぎり焼き器は、鋳物作家・小笠原陸兆氏が遺した名作です。熱々のままテーブルに移動して、カリカリのおこげやふっくらとした食感をお楽しみくださいませ。

小笠原陸兆 おにぎり焼き器
https://www.shokunin.com/jp/rikucho/onigiri.html
山一 三角おにぎり型
https://www.shokunin.com/jp/yamaichi/onigiri.html
一陽窯 小皿
https://www.shokunin.com/jp/ichiyou/plate.html
手作り濃縮だし
https://jp.shokunin.com/archives/52021760.html

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【埼玉県のすったて】

陽射しが明るく感じられる土曜日。みずみずしい夏野菜をシャッキっと味わいたいな、と思い、夏によく作る冷や汁の新しいバリエーションを探していました。

そこで見つけたのが埼玉県の郷土料理「すったて」。稲作の裏作として小麦の栽培が広く行われた埼玉県で独自に発達したうどんのつけ汁のことを指し、すり鉢で擂ったごまや味噌にきゅうりや大葉、みょうがなどの夏野菜を合わせ、冷たいだし汁や水を注いで作るもので、日本各地で作られている冷や汁の一つに数えられます。新鮮な夏野菜、清涼感たっぷりの薬味、タンパク質が豊富で塩分補給もできる味噌が入っており、夏の昼食に良さそうです。今回はうどんをそうめんに置き換えて作ってみました。

「すったて」とは、「すりたて」の具材を食べていたことから名付けられた名前だそうですが、まず、フライパンで乾煎りした白ごまの風味と味噌の相性がたまりません。一陽窯のフードコンテナで仕込んだ自家製の玉ねぎ麹を加えると、味に奥行きが出て旨味と塩味が程よく加わります。細いそうめんはつけ汁にしっかりと絡み、夏野菜のシャキシャキ感は食感にアクセントを与えてくれます。ツナ缶や鯖缶をトッピングしてアレンジするのもおいしそう。栄養もたっぷりで、不足しがちな野菜不足を解消する一助となりそうです。そうめんの季節の楽しみがまた一つ増えました。

[材料](2人分)
白ごま 大さじ3
味噌 大さじ2
玉ねぎ麹(玉ねぎのみじん切り) 少々
だし汁(または水) 360ml
大葉 4〜5枚
きゅうり 1本
みょうが 3本
氷 少々
そうめん 150g

[作り方]
1. 白ごまをフライパンで強火で30秒ほど乾煎りしてから、すり鉢でよく擂る。
2. きゅうりは薄い輪切り、みょうがは薄い斜め切り、大葉は細切りにする。味噌と玉ねぎ麹(または玉ねぎのみじん切り)を合わせ、きゅうりを加えて擂粉木で軽く叩き、よく混ぜ合わせる。
3. だし汁または水を加えてよく混ぜる。味が薄ければ醤油を少々足す(分量外)。みょうがと大葉をトッピングする。
4. そうめんを茹で、氷水でしめて器に盛り付ける。3につけながら食べる。

一陽窯 すり鉢 19cm
https://www.shokunin.com/jp/ichiyou/suribachi.html
山只華陶苑 JUJU mortierすり鉢 6寸
https://www.shokunin.com/jp/yamatada/suribachi.html
東屋 擂粉木
https://www.shokunin.com/jp/azmaya/surikogi.html
青龍窯 鉢
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/hachi.html

参考資料
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_3_saitama.html