2024年05月

151118 1073

151118 1098

151118 1123

151118 1154

151118 1164

151118 1184

【手作り濃縮だし】

口にするものほぼすべてを手作りしてしまう友人がいます。自分には無理だなぁと思いつつも、よく食べる納豆のタレだけでも自分で作れないかと調べてみたところ、手軽に作れそうなレシピを見つけました。それがこの手作り濃縮だし。今ではすっかり我が家の定番になったので、ご紹介させていただきたいと思います。

作り方はとても簡単で、材料全部を鍋に入れて一晩置き、火にかけて軽く沸騰させてアルコール分を飛ばしたら出来上がり。納豆やめかぶのタレ、炒め物にカレー、煮物の隠し味として。玉子焼きやお好み焼き、ドレッシングにも使えます。醤油代わりに使えば、いつもの料理が「あれ?何かおいしくなってる!」と感じます。

だしがらも佃煮にしたり、おにぎりの具にしたり、炒め物や味噌汁に入れて残さず食べることができます。今回は細かく刻んでから片手鍋で乾煎りして適度に水分を飛ばし、白ごまを加えてふりかけにしたものを、おにぎりに混ぜてみました。

また、これからの季節は希釈した濃縮だしでめんつゆを作れば、そうめんにもぴったりです。簡単なのに体に優しい濃縮だしが作れますので、ぜひお試しください。

[材料]
削りかつお 25~30g
干ししいたけ 10g
昆布 7cm角のもの1枚
醤油 300ml
酒 200ml
みりん 200ml

[作り方]
1. 干ししいたけと昆布を小さく千切りにして鍋に入れ(芯までしみ込ませたいので千切りに)、ほかの材料と合わせて一晩置く。
2. 翌朝そのまま火にかけ、ひと煮立ちしたら弱火にし、3分ほど煮詰める。
3. 冷めてからザルなどで漉し、瓶などに入れて冷蔵庫で保存する。

中村銅器製作所 段付き鍋
https://www.shokunin.com/jp/nakamuradouki/seiro.html
柳宗理 ステンレスボール 23cm・パンチングストレーナー 23cm
https://www.shokunin.com/jp/yanagisori/bowl.html
木屋 未晒し木綿
https://www.shokunin.com/jp/kiya/mizarashi.html
山田工業所 打出し片手鍋 大
https://www.shokunin.com/jp/yamada/
小泉硝子製作所 腰高シャーレ 90x90
https://www.shokunin.com/jp/koizumi/schale.html
山一 三角おにぎり型
https://www.shokunin.com/jp/yamaichi/onigiri.html

参考レシピ
https://kenko-recipi.com/recipe-35/

S__75538468

S__75538469

【だるまちゃんに乗って】

覚えていますか?だるまちゃんやかみなりちゃんたちのことを。自分が小さかったころ、ひたすら眺めていたり、自分の子供が小さかったころ、一緒になってワクワクした絵本の世界。そうです、みんな大好き“かこさとし”さんの絵本です。なんといっても外せないのはやはり『からすのパン屋さん』ではないでしょうか?一面がパンで埋め尽くされているページは、ずっと開いて飾っておきたいくらいです。そしてまさかの『どろぼうがっこう』、早く一番悪いどろぼうになるためのおかしな学校のお話です。まるでウォーリーを探せのような『とこちゃんはどこ』も冒険心旺盛で、よく迷子になっていた我が子を思い出してしまいます。

かこさんの絵本はそんな面白おかしいものから『海』『宇宙』『はははのはなし』『だんめんず』など科学絵本もたくさんあります。それもそのはず、かこさんは大正15年に福井越前市に生まれ、東京大学工学部を卒業した工学博士。卒業後は民間の化学会社に勤務しながらセツルメント活動(都市の貧困地区に宿泊所や託児所などの施設を設けて、そこに住む人たちの生活向上のために助力する社会事業活動)、児童文化活動に従事されました。かこさんは「多少絵が下手でも内容が面白いと食いついてきます」と、その活動に来る子供たちから絵本の原点を教わったと話しています。でも私は人間味あふれるかこさんのイラストも大好きです。大人気のだるまちゃんシリーズは、主人公のだるまちゃんや友達も、日本が誇る全国各地の伝統玩具がモチーフになっています。ストーリーの中にも子供の大好きな、おいしい食べ物、数々の遊びが詰まっています。英語版を見かけることもありますね。そのだるまちゃんの世界、実は地下鉄にも登場しているのです。

東京交通局では、お子様連れのお客様にも気兼ねなく電車を利用できるようにと車両の一部に子育て応援スペース」を設けています。都営浅草線、三田線、新宿線、大江戸線に設置されており、現在はだるまちゃんのほかにも機関車トーマスやミッフィー、ぐるんぱのようちえんの装飾が走っています。専用アプリで「子育て応援スペース」の車両を確認することもできますが、扉が開き思いがけず目の前にだるまちゃんと遭遇できたときには、子供たちだけではなく大人も思わず微笑んでしまいます。

銀座ショールームへは都営浅草線の東銀座や宝町からも約10分ほどでお越しいただけます。都営浅草線からのアプローチは華やかな大通りとは違って、裏通りで人混みも少なく、覗いてみたくなる小さなお店を発見できるかもしれません。奥野ビルにも、乗るには少し勇気のいるレトロなエレベーターもありますので、お散歩にいらしてください。余談ですが私の老後の楽しみは、大好きなかこさとしさんの『子供のカレンダー』を毎日1ページずつめくりながらワクワクと過ごすことです。

銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html

参考資料
https://kakosatoshi.jp/profile/
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/schedule/kosodate/
https://www.city.echizen.lg.jp/office/090/060/kakosatosi/mr_kako_introduction.html
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/schedule/kosodate/