2024年01月

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【具沢山の目玉焼き】

先日、小笠原陸兆のフライパンをご購入いただいた当店取引先の方が、こちらのフライパンで作るというお気に入りのレシピを教えてくれました。キャベツなどの刻んだ野菜に、じゃこまたは鶏肉少々を加えて作る、具沢山の目玉焼きです。メールの文面を何度も見返してしまうほど、おいしそうな目玉焼きが頭から離れず、キャベツと鶏肉と玉子で早速作ってみました。

油ならしをしたフライパンに一口大に切った鶏肉と塩を入れて炒め、しばらくしたら黒胡椒などのスパイスを一振り。千切りキャベツを加えてキャベツがしんなりするまで火を通します。玉子を2つ割り入れて、少量の水を入れたら木屋の落とし蓋180mmを蓋代わりにし、中火で玉子がお好みの固さになるまで全体を蒸して出来上がりです。そして、フライパンのままテーブルへ。こんがり焼いた厚い食パンに、具沢山の目玉焼きをのせて頂きました。鶏肉のうまみをまとったほんのり甘いキャベツ、ジューシーな鶏肉、半熟の目玉焼き、そしてカリカリのトースト。おいしい!を連呼しながら、一気に食べきりました。

まるで幼いころに見たアニメに出てきそうな、ボリューム満点で栄養もたっぷりの具沢山の目玉焼きは、朝食にもブランチにもぴったり。テーブルにそのまま出した鉄フライパンは、食べている間も熱々の状態を保ってくれ、大きすぎず小さすぎないサイズ感も絶妙です。小笠原陸兆のフライパンで具沢山の目玉焼き、ぜひお試しくださいませ。

小笠原陸兆 フライパン
https://www.shokunin.com/jp/rikucho/fryingpan.html
木屋 落とし蓋 180mm
https://www.shokunin.com/jp/kiya/otoshibuta.html
つちや織物所 鍋つかみ
https://www.shokunin.com/jp/tsuchiya/
本間数勇商店 わら鍋敷き 中
https://www.shokunin.com/jp/honma/nabeshiki.html

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【船の旅】

初めての一人船旅。北九州は門司港から大阪の泉大津港へ。17:30発、翌朝6:00着。約13時間を海の上で過ごすことは、少し不安だったのですが、出航したデッキで、船が通ったあとにできる白い道を見つめていると、海風と共に不安な気持ちは吹き飛んでいきました。

少し船内を探検してから、レストランで日本酒とおでんを。個室で少し休んでから大浴場へ。広さはそんなに広くなかったのですが、なんと露天風呂までありました。見上げると、果てしなく広がる星空。船の揺れもちょうど心地よく、湯けむりと混ざった海風は、出港の時よりも優しく感じました。身体の芯からぽかぽかに温まり、安心してぐっすりと就寝です。

翌朝は、自分でもそうなるような予感はしていましたが、目覚ましより先に起床。温かいホットコーヒーを売店で淹れてもらい、誰もいないデッキへと向かいます。この季節、その時間はまだ空も暗かったのですが、朝に見る星は、夜に見る星よりも身近に感じました。一人だけど、一人じゃないよ、と、見守られているような光でした。

大袈裟かもしれませんが、初めての船の旅は、地球に生きていることを感じられる貴重な体験となりました。ゆっくりではありますが、ゆっくりだからこそ見えるものもありそうです。

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【今月の『銀座百点』】

バレンタインのハートが表紙の、銀座の雑誌『銀座百点』2月号。森岡書店の森岡督行さんによる新連載「森岡写真探偵団」では、職人.com銀座ショールームのある奥野ビルについての記事が掲載されています。昭和7年に竣工された奥野ビルの考察に、銀座の当時の風景や様子が浮かんできます。

奥野ビルは集合住宅として作られ、当時を代表する文化人たちが住んでいたと伝えられています。銀座ショールームが入居する205号室は、『考現学』の吉田謙吉氏が住居・事務所として使用されました。街の景色は変わりますが、窓から見える空は今も変わらないですね。お見かけされましたら、ぜひお手にとってみてください。

銀座百点
https://www.hyakuten.or.jp/index.html
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html