【中華せいろで作るタイのお菓子・サンカヤーファクトーン】
国内はもちろん海外にも人気の、山一の中華せいろ。中華せいろの特徴の一つに、蓋部分がドーム型になっていることで、膨らんで高さが出る蒸しパンやマーラーカオでも、蓋に生地が付かないことが挙げられます。蓋と身、それぞれの高さ(内寸)は各6cmなので、重ねたせいろは12cm。8cmから10cm程度の高さの食材でしたら蒸気が十分に回ります。
最近、実家からおいしそうな坊ちゃんかぼちゃをもらったので、かぼちゃを丸ごとせいろで蒸せないかとレシピを探していました。そうして見つけた「サンカヤーファクトーン」は、中身をくりぬいたかぼちゃに、ココナッツミルク、玉子、砂糖を合わせた甘いカスタードを流し込み、丸ごと蒸して作るタイのお菓子。現地では、アヒルの玉子とヤシの木から作られるパームシュガーを使うことが多いそうです。
小ぶりの坊ちゃんかぼちゃだと、中に火が通りプリンが固まるまで約30~40分。粗熱を取ったあと、冷蔵庫で冷たくしてから食べます。甘みのあるかぼちゃとココナッツミルクの組み合わせのプリンは、甘すぎない優しい味がして食後のデザートにもお茶請けにもおすすめです。
熱帯モンスーン気候に属するタイは、年間の平均気温が29℃。高温多湿で蒸し暑く、11~3月の乾期、4~5月の暑期、6~10月の雨期の、3つの季節があります。雨期のタイでは毎日のように1~2時間程度のスコールが降り、雨のあとはすっきりとした爽快感を味わえるのも魅力です。雨上がりは植物や街の色が鮮やかに見えますが、タイのスイーツも鮮やかでぱっとした綺麗な色が多いような気がします。
普段の料理から、海外のお菓子まで。中華せいろで世界のさまざまな味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
山一 中華せいろ
https://www.shokunin.com/jp/yamaichi/seiro.html
大寺幸八郎商店 かなまり 小
https://www.shokunin.com/jp/otera/kanamari.html
参考資料
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1360000781/ (レシピ)
https://thailand-navi.com/introduce/egg-custard-in-pumpkin
https://www.thailandtravel.or.jp/about/weather/