2023年05月

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【伊藤若冲と錦市場】

江戸時代、京都では多くの日本画家が活躍し、なかでも異彩を放っていたのが伊藤若冲です。極彩色で描かれた細やかな筆致の「動植綵絵」や、枡目描きと呼ばれる独自の手法を用いた「鳥獣花木図屏風」などで知られ、それまでの画法に捉われない個性的な作風は「奇想派」とも称されています。

そんな若冲は、錦市場と深い関係があることをご存じでしょうか?1716年、錦市場の青物問屋「桝屋」の長男として生まれた若冲は、23歳の時に4代目当主となります。一方で、絵画制作に没頭し、商売や娯楽にあまり関心を持たなかったため、40歳で家業を弟に譲り、その後は隠居し、画業に専念したというのが通説です。しかし、1771年から1774年までの錦市場の動向が記された『京都錦小路青物市場記録』には、錦市場の存続に関して、若冲が重要な役割を果たしていた記録が残っています。

1771年、錦市場は商売敵であった五条通の青物問屋の企てにより、奉行所から営業停止を言い渡され、閉鎖に追い込まれようとしていました。町年寄(まちどしより)として町政に関わっていた若冲は、市場を存続する方法を模索し、各所に協力を仰ぎますが、逆境が続きます。そして町年寄を辞任し、町全体まで連座しないようにと町人の一人として活動し、力を注ぎ続けました。その後も若冲は奉行所と交渉を重ね、1774年についに市場の営業が認められました。

そのためか、この期間に制作されたと確実に分かる作品はなく、制作をする時間を惜しんで奔走していたことが推測されます。現在の錦市場では、シャッターをはじめ、さまざまな場所で若冲の絵を見ることができます。訪れた際は、今と昔の錦市場を繋ぐ存在としてぜひ注目してみてください。

錦市場
https://goo.gl/maps/EF52aJnkrdvHraTn8
三条ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/sanjo.html

参考資料
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/伊藤若冲
https://www.kyoto-nishiki.or.jp/about/
https://www.okeihan.net/navi/kyoto_tsu/tsu201607.php

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【機械を守る台湾のお菓子】

先日の台湾旅行で、気になっていたお菓子を食べることができました。それは、「乖乖(グァイグァイ)」という、台湾のスーパーやコンビニにはどこにでもある昔ながらのスナック菓子。カールやキャラメルコーンなどに近い、サクサクとした食感です。

「乖乖」という名前には「いい子」、「お利口さん」という意味が込められており、この縁起の良い名前から台湾では、乖乖をコンピューターや機械の近くに置き、機械が「いい子」に作動することを願う、げん担ぎやおまじないの文化があるというのです。サーバールームや実験室、銀行のATM、病院など、さまざまな場所で機械にお供えされています。

さらに、ただ置くだけではなくいくつかのルールがあり、

・必ず緑色のパッケージの乖乖を置く
・賞味期限切れのものは置かない
・機械に供えられている乖乖は食べてはいけない

主にこれらを守ることで、効果が発揮されると信じられています。

乖乖には、緑色(ココナッツ味)、赤色(チョコレート味)、黄色(五香粉味)のパッケージがあり、そのうち機械が正常に作動していることを表す緑色でなければならず、逆に赤色や黄色はエラーを連想させることから避けるべきだそうです。

また、賞味期限のうちにだけ機械を守る効果があるとされ、賞味期限が切れたものは取り替える必要があります。旧暦の1月と7月の年2回交換することが多いとのことです。

旅行中には、乖乖が機械に供えられている場面を見ることはありませんでしたが、ユニークなエピソードを知っていると、スーパーやコンビニでの何気ない買い物も楽しく感じられました。

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/台湾における乖乖文化
https://www.bbc.com/zhongwen/trad/chinese-news-56760404

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【東屋の水沢姥口鉄瓶】

約900年の歴史がある鋳物産地の岩手県水沢。平泉の文化を支えてきた鋳造の技術が引き継がれ、現代に生きる日用品を作り続けています。

丹念に作られた鉄瓶は、道具としての機能と美しさを備え、丁寧に扱えば何代にもわたって受け継ぐことも可能です。

鉄瓶で沸かしたお湯は、まろやかにおいしくなると言われています。また、鉄肌と水が触れるため、表面から溶け出す鉄イオンが含まれます。鉄イオンは体内への吸収率が高く、日常的に摂取することで自然に鉄分を補えます。

※1年3カ月ぶりに入荷いたしました。
https://www.shokunin.com/jp/azmaya/tetsubin.html