2023年03月

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【猿】

子どものころ、誰もが一度は読んだことのある昔話には、猿が登場するものがいくつもあります。「桃太郎」では、桃太郎のお供として鬼退治に向かう、知恵のある勇敢な姿が描かれる一方、「さるかに合戦」では、ずる賢く意地悪い猿が返り討ちに遭うという、なんとも間抜けな姿が描かれています。「猿も木から落ちる」「猿真似」「犬猿の仲」など、普段よく耳にする慣用句・ことわざにも猿は登場し、時に愛らしく、時に小憎らしげに、日本では昔から親しまれてきた動物であることが分かります。

日本語の「猿」とは、比較的身近な動物であった「ニホンザル」を指す言葉として古来より使用されており、人間に似た姿形をしていることから、山神の使者や神そのものとされてきました。こういった猿への信仰は、平安時代に中国から伝来した「庚申信仰」とも結びつきます。かの有名な、日光東照宮の三猿も、庚申信仰に基づいて建てられた、「庚申塔」と呼ばれる石塔に彫り込まれるモチーフです。日吉神社や猿田彦神社など、全国には猿が象徴として扱われる神社も数多くあります。「魔が去る」や「災難が去る」といった猿にちなんだ語呂合わせから現在でも多くの人々の信仰を集めています。

また、猿は馬を守る守護者であるという伝承もあり、大名屋敷では、馬の安全を願う祭礼として厩(うまや)の周りで猿を舞わせる猿曳きという風習がありました。現在の猿回しはこの名残りです。これを生業とする人々は、馬医の役割も兼ねていたようです。日光の三猿がいるのも「神厩舎」と呼ばれる神馬のいる厩舎であり、日本における猿と信仰の密接な関係が反映されています。

自然体で自由気ままな猿の姿は、忙しなく生きる私たちがどこか羨ましさを感じるほどです。目が合うと思わず微笑みかけたくなるような愛らしい猿たちと、ご自宅で一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか?

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大寺幸八郎商店 動物シリーズ さるのてフック
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参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/ニホンザル#山神としてのニホンザル
http://sarutahiko-fukuoka.jp/history.html

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【ハリウッド映画】

1890年代、フランスのリュミエール兄弟によって「シネマトグラフ」という撮影・現像・映写を行う映写機が開発されました。それ以前にもエジソンによって木箱を覗いて映像を観る仕組みの「キネトスコープ」と呼ばれる映写機が開発されていましたが、キネトスコープを改良したシネマトグラフは映像をスクリーンに投影して鑑賞することから、シネマトグラフが映画の起源とされています。

その後、映画は新たな娯楽として人気が生まれ、たくさんの人が映画事業に参入しますが、当時のアメリカは、エジソンが設立した「モーション・ピクチャー・パテンツ・カンパニー」という企業が、製作や配給の権利を独占し、高額な使用料を払わなくてはならない状況でした。

そこで映画製作を行う人々は、ビジネスの中心地であった東海岸を離れ、西海岸のカリフォルニア州へと逃れます。ハリウッドが選ばれたのは、年間350日以上が晴天の乾燥地帯で、特許使用料の未払いを摘発する追っ手が来れば国外へ雲隠れできる適地だったからです。なお、前述のモーション・ピクチャー・パテンツ・カンパニー(MPPC、通称エジソン・トラスト)は、独占禁止法違反として連邦政府より訴えられ、1918年に解散。そうして映画の聖地・ハリウッドが形成されました。

また、映画産業に加わった多くは、東欧から移動してきたユダヤ系の移民でした。民族差別の激しい当時、ほかの仕事では迫害を受けており、新しい産業に機会を見出したのです。ワーナー・ブラザーズやユニバーサル、20世紀フォックス、パラマウント、コロンビア、MGMスタジオなどの映画会社は、すべてユダヤ系移民によって創設されたものです。

初期の映画は白黒映像で、音声もありませんでしたが、すぐに進化を遂げ、カラー映像や音声が追加されました。1920年代には、ハリウッドが映画産業の中心地として確立し、第1回アカデミー賞も行われました。

1930年~1950年代ごろには黄金期を迎え、『風と共に去りぬ』、『市民ケーン』、『オズの魔法使』などのヒット作を数多く生み出します。テレビの普及や若者文化の台頭などによって映画も変化し、『巴里のアメリカ人』や『雨に唄えば』など、ミュージカルを中心とした、大かがりなセットと豪華なキャスティングの娯楽大作が作られるようになります。時代と共に進化を続け、21世紀に入るとCG技術の発達などによって映画制作の可能性が大きく広がりました。

そして現代では、自宅にいながらにして気軽に映画を観ることができます。さまざまな場所や方法で鑑賞できるようになり、更に多くの人が映画を楽しむ時代。これからも映画は我々に、外の世界への関心をもたらし、多大なる文化的影響を与え、愛され続けていくことでしょう。

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ合衆国の映画
https://eiga.com/extra/shitahari/20/
https://finders.me/articles.php?id=316
http://zip2000.server-shared.com/holliwood.htm
http://www.tsukio.com/tbs568.html

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【羽釜ごはん鍋で作る麻油鶏風スープ】

以前、当店中国人スタッフがYouTubeで見せてくれた、土鍋で作るおいしそうなスープ。深さのある土鍋に、いろいろな素材を入れて煮込むスープがとてもおいしそうに見え、萬古焼の羽釜ごはん鍋で似たようなスープを作ることができないかと、スープのレシピを探していました。

暖かい日があったかと思えば急に冷え込んだりと、まだまだ不安定な天気に、生姜をたっぷり使った温まるスープを作ろう!と、今回は台湾の「麻油鶏(マーヨージー)」というとり肉と生姜を使ったスープをベースに、椎茸や大根などの野菜を増やして具沢山の麻油鶏風スープにしてみました。

耐熱性・蓄熱性・保湿性に優れた萬古焼の陶土を使った土鍋は、強火でもゆっくり火を通し、とり肉や大根を柔らかく仕上げてくれます。厚みのある木蓋は蒸気の水分を含んで重くなり、また、二重蓋の効果により、更に圧力効果が高まりますので、煮込み料理にはぴったりですね。

出来上がった麻油鶏風スープは、リピート決定のおいしさでした。ご飯以外にも用途が広がると、台所での登場回数も増え、きっと道具も喜んでくれることでしょう。白ご飯に炊き込みご飯、そしてスープやシチューにも。

羽釜ごはん鍋は、現在すべてのショールームにて展示しております。お立ち寄りの際には、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

[材料] 2~3人分
とりもも肉 1枚
生姜 大きめの1かけ
椎茸 大1個
大根 少々
ねぎの青い部分 1本分
水 400~500ml
ごま油 大さじ1
酒 大さじ2(量はお好みで増やしてください)
塩 適量
白胡椒 お好みで

[作り方]
1. とりもも肉は皮を外し、食べやすい大きさに切る。生姜を薄くスライスして細切りにする。
2. 椎茸は半分に切ってスライス、大根は火の通りやすい厚さに切り、ねぎの青い部分は斜めに切る。
3. フライパンにごま油と生姜を入れて弱火で熱し、香りが立ったらとり肉を加えて加熱する。
4. 羽釜ごはん鍋に3を入れ、椎茸、大根、水、酒を加える。
5. 中火~強火で沸騰するまで過熱する。気になる場合はアクをとる。
6. 沸騰したら弱火にして15分。15分経ったらねぎの青い部分を入れて混ぜ、塩で味を調える。

スズ木 羽釜ごはん鍋
https://www.shokunin.com/jp/suzuki/
すくいやすく注ぎやすいレードル
https://www.shokunin.com/jp/ichibishi/
青龍窯 小鉢 大
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/kobachi.html
ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/

参考資料
https://www.kurashiru.com/recipes/ca5d3f82-d1cf-44f3-ba0e-65f92ba88b1c