2022年12月

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【木屋の抜き型】

桐箱に入った12カ月を代表する小さな抜き型たち。小さな頃に一つ一つ大切に拾って集めた自分だけの宝箱のよう。1月は松、2月は水仙、3月は梅、4月は桜、5月は緑葉、6月は桔梗、7月は竹、8月は瓢箪、9月は菊、10月は銀杏、11月は紅葉、12月は末広。

お正月のおせち料理やお雑煮にはもちろんですが、クッキー型としても、このサイズで十分に抜くことができますし、一回り大きなクッキー型で生地を抜き、この抜き型で抜き切らずにスタンプのように押し、抜き型のラインだけを残す方法もおすすめです。型に長さがあるので、パンケーキやサンドイッチ用のパンなどをお子様と一緒に楽しみながら抜くこともできそうです。薄焼き玉子やかまぼこを抜いてお弁当に添えたり、ハムを小さく抜き、生春巻きの見える部分へ巻いたり、アイデア次第で日々いろいろなシーンでお使いいただけると思います。

そして、一つの形でも、その形は角度を変えるだけで見え方が変わってくることもあります。あなたは松だから!と決めてしまわずに、型をくるくる回して向きを変えてみたり、他の型と合わせてみたりとパズルのピースのように手に持ってみると…ほら!面白いアイデアが浮かんでくるかもしれませんよ。

木屋 季節の抜き型12点セット(本日再入荷いたしました)
https://www.shokunin.com/jp/kiya/nukigata.html

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【雪だるま】

冬の風物詩「雪だるま」。雪が積もると「雪だるま」を作ってしまいませんか?「雪だるま」の「だるま」は、5世紀後半ごろにインドから中国へ仏教を伝えた僧侶の「達磨」のこと。「坐禅」を教えとして広めた禅宗の開祖とされています。達磨大師により中国に禅宗がもたらされ、日本には臨済宗・曹洞宗と日本の宗教に大きな影響を及ぼしました。「達磨」=ダルマとは、古代インドの言語のサンスクリットでは「法」を意味し、禅宗では「祖師」とも呼ばれ、仏法の根本を表しているそうです。

だるま人形の「起き上がり小法師」は、室町時代に中国から伝わってきました。達磨大師の不屈の精神に見立て、その人形は重りがついていて倒しても起き上がることから、「七転び八起き」という言葉も生まれました。年末年始に見かける白目の「目入れだるま」は、祈願をかけて左目を入れて成就すると右目にも目を入れる縁起物で、江戸時代からの風習です。

一方、海外の雪だるまはsnowmanと呼ばれ、手足があったり、目や鼻や口を付けたり、マフラーや帽子を被りボタンを付けたり。3段のものが多く、楽しいクリスマスのイメージがありますね。1969年にCBSでクリスマスに放送された特別番組のアニメ作品『Frosty the Snowman』では、snowmanはパイプ、ボタンの鼻、石炭の目、古いシルクハットを被っています。この作品のクリスマスソングはどこかで聴いたことがあるはずです。素敵なホリデーシーズンをお過ごしください。

セラミック・ジャパン 酒器だるま
https://www.shokunin.com/jp/ceramicjapan/daruma.html
『Frosty the Snowman』
https://www.google.com/search?q=Frosty+the+Snowman

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/雪だるま
https://ja.wikipedia.org/wiki/達磨
https://true-buddhism.com/history/daruma/
https://en.wikipedia.org/wiki/Snowman