2022年12月

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【鬼おろしを使ったキャロットケーキ】

竹林面積日本一の鹿児島県で作られた鹿児島竹製品の鬼おろし。ギザギザの鬼の歯のようにも見える鋭い刃で大根をおろすと、シャキシャキとした歯ごたえのある粗めの大根おろしが出来上がるのが特徴です。きゅうりやじゃがいもなど大根以外にも使えますが、どれも粗めにおろせるメリットは、おろした野菜の細胞を粗く砕くことができるため水分が逃げにくくなり、野菜に本来含まれている栄養を余すことなく摂取できること。それなら鬼おろしで人参をおろしてキャロットケーキを焼いたら、おいしくてヘルシーなケーキができるかも!と思ったので早速作ってみることにしました。

キャロットケーキのルーツは中世のヨーロッパにあります。当時、砂糖などの甘味料は希少で高価だったため、糖分が多く入手しやすい人参はデザートの甘み付けに古くから用いられてきました。イギリスでは、18~19世紀になると料理本にレシピが掲載されるようになり、第二次世界大戦時には配給の食料と自宅の菜園で採れる食材で作ることができるということでキャロットケーキの人気が復活しました。1960年代には、海の向こうのアメリカのレストランやカフェで販売が開始され、ケーキの上にたっぷりとクリームチーズフロスティングをのせるスタイルが流行し、今日に引き継がれています。

キャロットケーキは、鬼おろしでおろした人参を準備したら、あとは大きなボウルに材料を追加しながら混ぜていくだけ。クッキングシートを敷いた野田琺瑯のレクタングル深型Lに生地を流し込んで、オーブンで焼いている間にクリームチーズフロスティングの準備をします。人参の甘みにスパイスの風味、レモンの香りが爽やかなクリームチーズフロスティング。海外のカフェで出てきそうなケーキの雰囲気に、ちょっとした非日常を感じました。いつもは大根をおろす鬼おろし、いろいろな野菜やレシピと掛け合わせて、新しい使い方を探してみてはいかがでしょうか?

キャロットケーキ(野田琺瑯レクタングル深型L1個分)

[材料]
・ケーキ
人参 中1~2本(約200~230g)
☆小麦粉 150g
☆ベーキングパウダー 4g
☆シナモンパウダー 小さじ1/2程度
玉子 2個(常温に戻しておく)
きび砂糖(砂糖) 70~80g
米油(油) 80g
クルミ、レーズン、千切り生姜などお好みで 全部で50g程度

・クリームチーズフロスティング
クリームチーズ 100g(常温に戻しておく)
粉砂糖(砂糖) 25g
レモンの搾り汁 大さじ1

[作り方]
1. 人参を鬼おろしでおろす。
2. ☆の粉類(小麦粉、ベーキングパウダー、シナモン)は、あらかじめふるいにかけるかよく混ぜ合わせておく。
3. オーブンを180度に予熱する。
4. 大きめのボウルに玉子を割り入れ、きび砂糖を加えてよく混ぜる。
5. 4に米油を3回に分けて入れ、その都度混ぜる。
6. 5のボウルに1の人参と2の粉類を入れてヘラで切るようにして混ぜ、クルミ、レーズンなどのナッツを加える。
7. クッキングシートをしいた容器に生地を流し、180度のオーブンで40分焼く。
8. 竹串を刺し、生地がついてこなかったら焼き上がり。ケーキクーラーなどに出して粗熱を取る。
9. ボウルにクリームチーズを入れてやわらかくなるまで練り、粉砂糖、レモン汁を加えて滑らかになるまで混ぜる。
10. 完全に冷ましたキャロットケーキに9を塗り、可能であれば冷蔵庫で30分冷やす。

鹿児島竹製品 鬼おろし
https://www.shokunin.com/jp/kagoshima/onioroshi.html
足立茂久商店 ふるい
https://www.shokunin.com/jp/adachi/furui.html
柳宗理 ステンレスボール 23cm
https://www.shokunin.com/jp/yanagisori/bowl.html
柳宗理 泡立て
https://www.shokunin.com/jp/yanagisori/awadate.html
レクタングル深型L シール蓋付
https://www.shokunin.com/jp/noda/
小石原焼 豆皿
https://www.shokunin.com/jp/koishiwara/mame.html

参考資料
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/12/post-1560.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD
https://ukwalker.jp/gourmet/3972/
https://www.lettuceclub.net/recipe/dish/30682/

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本日12/30(金)が年内最後の営業日でございます。オンラインストアは夕方までのご注文分は在庫があれば本日発送、ショールームは銀座・三条・若松の3店舗が12-18時に開いております。ぜひご利用くださいませ。(写真は京都駅10階のSkywayからの景色です)

ショールームのご案内
https://shokunin.com/jp/showroom/

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【おせち料理と重箱】

若松ショールームには、だんだんと年末年始が楽しみになる商品が増えてきました。年末が近づくにつれ、今年のお正月は何を食べよう、おせち料理は何を準備しようと考える時間も増えてきているのではないでしょうか?これまで何気なく詰めていたおせち料理でしたが、調べてみると重箱に詰める際に順番があるそうです。

重箱は上から「一の重」「二の重」「三の重」「与の重」と呼びます。四は死を連想させ縁起が良くないため、「与」とされています。四季を表すことから、一般的とされる四段重の場合、「一の重」には祝い肴、口取り肴といわれる紅白かまぼこ、栗きんとん、昆布巻き、伊達巻き、田作り、黒豆、数の子など、おせち料理には欠かせない縁起を担ぐ意味を込められた品が入ります。二段目の「二の重」には、鯛や鰤(ぶり)などの焼き魚、海老をはじめとする海の幸の焼き物。三段目の「三の重」には紅白なますなど酢の物など。四段目の「与の重」には、山の幸を使った煮物、筑前煮などを入れるそうです。

五段重を用いる場合もあり、その場合の五段目は、来年こそは重箱をいっぱいにできますようにという意味や、年神様から授かる福を詰める場所として実際には何も詰めないこともあります。家族構成やお手元の重箱のサイズにもよりますが、改めて知っておくと、お重の中を盛り付ける参考になりますね。

松屋漆器店 白木塗重箱
https://www.shokunin.com/jp/matsuya/
安比塗漆器工房 5寸そば椀
https://www.shokunin.com/jp/appi/wan.html
東屋 印判豆皿
https://www.shokunin.com/jp/azmaya/inbanmame.html
若松ショールーム(12/30金曜日は開いております)
https://www.shokunin.com/jp/showroom/wakamatsu.html

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86