2022年12月

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【東屋の醤油差しとお酢入れ】

ころりとした形が神社の擬宝珠のようで、どこか優しく神々しさすら感じます。

熊本県の天草地方で採れた国産天然陶石を用いて、長崎県の波佐見町にて焼き上げた、白く美しく、滑らかな磁器です。

液だれせずに適量を注げるよう注ぎ口の構造には工夫に工夫を重ね、3年という年月をかけて抜群の切れ味を実現しました。

身と蓋は別々に焼かれており内部の隅々まで釉薬がかかっているため、色移りや匂い移りがなく安心してお使いいただけて、お手入れも簡単です。

東屋 醤油差し・お酢入れ
https://www.shokunin.com/jp/azmaya/shouyu.html
東屋 印判豆皿
https://www.shokunin.com/jp/azmaya/inbanmame.html

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【木の葉丼】

薄く切った紅白のかまぼこと、玉ねぎや青ねぎ、しいたけなどの具を玉子でふんわりとじた「木の葉丼」は、関西の定食屋や大衆食堂ではおなじみの丼の一つです。

「木の葉丼」という名前の由来は、やわらかな玉子に見え隠れする具材が木の葉のように見えるから(※諸説あります)。秋が終わったばかりの街や公園で色とりどりの落ち葉を見かけると、何となくそんな気がしてきます。

作り方は、出汁に酒、みりん、醤油、お好みで砂糖などを加えたもので具材を煮込み、火が通ったら、溶き玉子でとじるだけ。白だしや麺つゆを使ってお手軽に作ることもできます。薄く切った具材は火が通りやすいため調理に時間がかからず、忙しいときや軽い食事を取りたいときにおすすめです。

中村銅器製作所の親子鍋は、もちろん木の葉丼でも大活躍してくれる優れもの。お気に入りの鉢や丼を準備して、おいしい木の葉丼を作ってみてはいかがでしょうか?

青龍窯 浅鉢
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/hachi.html
青龍窯 小鉢 大
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/kobachi.html
中村銅器製作所 親子鍋
https://www.shokunin.com/jp/nakamuradouki/oyako.html

参考資料
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/chimidoro/16-00101
https://www.kurashiru.com/recipes/61532e63-4080-41aa-ac54-35ca507f818b (レシピ)

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【川色の器と緑色凝灰岩】

川色の器の美しい緑色を見て、もしかして…と思って調べてみると、やはり山形県も緑色凝灰岩(グリーンタフ)の分布地でした。

2020年の春、福島県を訪れた際に、山道の山の切れ目から時々見える川の美しさに心奪われ、思わず車を止められる場所を探して川岸まで降りました。息を呑むほどの、まるでおとぎの国のような川に、しばらく時間を忘れて見とれていました。すぐに調べてみると、2019年の台風で川底の岩に付着していた苔が流されて、このような緑色の川が出現したそうです。そして日本列島の縦方向に、緑色凝灰岩が分布していると知ったことを、この器を見て思い出しました。

本州の日本海側に沿って、2000~1500万年前の緑色をした川や湖でできた地層が広く分布しています。これは、海底火山の噴火による火山灰が、火山活動による熱水により緑泥石という緑色の鉱物に変質したものだそうです。

川色の器をご覧になって、こんなに綺麗な川が実在するの?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、あるのです!もし機会がありましたら、緑色凝灰岩の分布図をチェックして、該当する地域の川を訪れてみてはいかがでしょうか。

山の形 川色の器(※生産終了に伴い、在庫が完売し次第販売終了となります)
https://www.shokunin.com/jp/yamanokatachi/kawairo.html

参考資料
https://www.oki-geopark.jp/episode/geohistory/stage2/green-tuff/
https://kitakan-navi.jp/archives/37751
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/233490
https://kunibiki-geopark.jp/geo-study/2018/10/08/inome03/