2022年09月

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【日本のうま味】

おいしい料理を食べたとき、コクがある、深みがある、うま味があるという風に日常的に言いますが、コクや深み、うま味とは、正確にはどのようなものなのでしょうか?味覚には、5つの基本味があり、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味で構成されています。

うま味とは、おいしい料理には欠かせない重要な役割を担っています。出汁などから感じられるため、日本人にはとても馴染み深い味覚です。成分としては、グルタミン酸やイノシン酸、グアニル酸などを指し、グルタミン酸は昆布や野菜などに、イノシン酸は魚や肉などに、そしてグアニル酸は干しきのこなどに多く含まれています。

日本では古くから料理に昆布だしが使われてきました。1908年、東京帝国大学・池田菊苗博士は、昆布に含まれる成分においしさの素があると、昆布だしの味の正体を研究し、昆布からグルタミン酸を取り出すことに成功。そしてグルタミン酸が昆布だしの主成分であることを見出し、その味を「うま味」と名付けました。また、池田博士から事業化を託された鈴木三郎助により「味の素」が生まれました。

かつて西洋では、うま味と提唱されるまではうま味以外の4つを基本味としていました。しかし、西洋料理にも「フォン」や「ブロード」といった出汁があり、それらは素材からうま味を抽出したもので、それなしに西洋料理は成立しません。日本では昆布と鰹節の組み合わせの「出汁」、中国では鶏肉とねぎや生姜の「湯」、ヨーロッパでは野菜と肉の「ブイヨン」など、「うま味」という言葉が定義されていない時代から、うま味の相乗効果のある料理は世界中にたくさん存在しています。東南アジアを中心に使われる魚醤もうま味を凝縮させたものです。

2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、日本人の伝統的な食文化は、海外の人たちの間で注目を集め、これまで以上に楽しまれるようになりました。和食や日本料理が世界へ広がるのと同時に、「umami」という日本発の国際語も普及しつつあるそうです。うま味を言葉で説明するのは少々難しい反面、世界中で誰もが感覚的に知っている味覚ではあるのに、「umami」と呼ばれていることが日本人として誇らしくも不思議な気もします。

中村銅器製作所の玉子焼鍋は、まさにうま味を感じられるだし巻きを作ることができます。厚めの銅板は熱伝導性や保温性に優れ、焼きムラや焦げ付きが起こりにくいことが特長です。ご家庭でプロの味にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

中村銅器製作所 玉子焼鍋
https://www.shokunin.com/jp/nakamuradouki/tamagoyaki.html
台屋 鰹節削り器
https://www.shokunin.com/jp/daiya/

参考資料
https://www.umamikyo.gr.jp/knowledge/

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【横浜中華街の御用達】

横浜中華街では約8割のお店が愛用する山田工業所の中華鍋。使い始めの錆止めのニスを焼き切るための空焚きと、定期的な油ならしの作業、使用直後にたわしやささらを使ってお湯で洗い、火にかけて乾かすことに慣れればそれほど面倒ではありません。風通しの良いところに引っ掛けられるなら、最後に乾かす必要もありません。

火にかけて煙が出てきたら、油を引くのが使用のポイント。また、油ならしは、油を熱して煙が出てきたら、冷たい濡れ布巾の上で鍋ごと冷ますという方法が効果的です。洗剤を使わず洗い育てるフライパンです。テフロンのフライパンも手軽で良いですが、長く使えるフライパンを探されているお客様にショールームではよくお会いします。

山田工業所は一枚の鉄板を5千回叩いて成形するという、打出し製造されている日本唯一のメーカーです。打出し製法は鉄材の密度が増して熱の伝わりや油の乗りが良くなり、微細な凹凸が埋まることで表面が平滑になり、焦げ付きにくいという特徴があります。

炒める、焼く、煮る、揚げると、何でもござれの万能鍋。鉄の鍋は鉄分の補給にもなりますね。フライパンをお探しの方はどうぞご一考くださいませ。

山田工業所 打出し片手鍋
https://www.shokunin.com/jp/yamada/
高田耕造商店 しゅろのやさしいたわし
https://www.shokunin.com/jp/kozo/tawashi.html

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/中華鍋

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【インドのお粥・キチュリ】

キチュリ(khichdi/kitchari)とは、インドの伝統医学のアーユルヴェーダの浄化療法であるパンチャカルマや断食の際に食べられる、消化に良く栄養価が高いお粥のことをいいます。インドの北部では赤ちゃんが最初に食べる固形食だそうです。地域によって違いがある料理ですが、今回はアーユルヴェーダのキチュリをご紹介いたします。

季節の変わり目は体調を崩しやすいものです。キチュリは風邪を引いたり体調がすぐれないような、食が進まないときにおすすめします。土鍋で生米から作るお粥は甘みが出て格別です。おいしくて食べ過ぎてしまいますので、ご注意くださいませ。

ムングダル・キチュリ 4人分

[材料]
バスマティライス 1カップ(日本米でも可)
ムング豆 1/2カップ
ギー 大さじ2(バターやオリーブオイルでも代用できますが、ぜひギーをご使用ください)
ブラックマスタードシード 小さじ1/2(省略可)
クミン 小さじ1
生姜みじん切り ひとかけ
ターメリック 小さじ1/2
塩 小さじ1(お好みで)
水カップ 5カップくらい

[作り方]
1. 米と緑豆ダルをよく洗います。ムングダールは炊く前に数時間浸しておくか、豆の消化が悪い方は、5カップの水を使って20~30分ほど下茹でしておくと良いです。
2. 中火にかけた鍋にギーを入れ、マスタードシード、クミンシードを加えます。マスタードシードの種が弾け始めたら、生姜を炒めてターメリックを入れて混ぜ、水を切った米とムングダール、塩を加えてかき混ぜます。
3. 水を加え沸騰させます。時々かき混ぜながら、蓋をしないで5分ほど茹でます。弱火にし、蓋を少し開けておきます。アクが浮いてくるので取ります。鍋によりますが20~30分ほど、米と豆がお好みのやわらかさになるまで煮ます。水が足りなければ足してください。

※スープっぽくされたい場合は水の量を増やします。スパイスの量は少ないほど消化に良いので加減してください。ギーの量を減らしても大丈夫です。大根やカブなど野菜を加えてもおいしく、食べるときにお醤油を垂らすのをおすすめします。パクチーを刻んでのせても合います。

松山陶工場 土灰斑点土鍋 小(上記レシピの半分程度の量でお作りいただけます)
https://www.shokunin.com/jp/matsuyama/tsuchibai.html

参考資料
https://en.wikipedia.org/wiki/Khichdi_(dish)
『AYURVEDIC COOKING for SELF-HEALING』by Usha Lad, Dr Vasant Lad