2022年08月

no title

1

2

2.5

3

5

【日本の竹】

竹は日本各地に広く分布し、縄文時代から竹で作った道具が使われてきました。かごやざるといった日用品だけでなく、筍として食べたり、釣竿や槍など狩猟具、茶道や華道の道具、笛や尺八などの楽器、竹刀や弓などの武道具、子供の玩具などに用いられ、さらに、昔から住宅資材としても使われています。常緑で倒れにくくまっすぐに伸びる様子は生命力を感じさせることから、おめでたい植物として正月飾りにも使われています。

その種類は日本では約600種、世界には1200種類もあるというのですから驚きです。成長のスピードも速く、1日で1m以上伸びたという記録も。寿命は20年ほどで、竹稈(ちくかん)という樹木でいうところの幹は空洞で、縦には成長しますが、樹木のように年輪を重ねて太くなることはありません。地下茎の生命力も旺盛で、横にもぐんぐん成長し、伸びた地下茎からまた新たな竹が生えてきます。竹は、木のようでありながら、草のような特徴を併せ持ち、そのどちらとも違う生態を持っているという、考えてみると本当に不思議な存在です。

竹を加工するときは、成長し始めてから5~7年の竹を使います。伐採する時期は秋から冬の、竹の内部の水分が一番少ない季節。その後数カ月自然乾燥させ、加熱して竹の水分と油分を抜きます。それから数週間天日にさらし、1年以上保管しながら乾燥させます。用途によっては更に2~5年乾燥させる場合もあるそうです。

最近はプラスチック製品が竹製品の代替品として普及したり、竹材や筍の生産量も減ったことから、日本国内には管理の行き届いていない竹林が増えているそうです。竹林はきちんと管理することで、おいしく食べられる食材にも、美しい景観にも、利用価値のある大きな資源にもなります。近年、竹は地球上で最も持続可能な資源の一つであり、耐久性に優れ、再利用に適していることから、環境に優しい自然素材としても注目されています。暮らしの中に竹製品を取り入れ、自然のサイクルを感じながら、循環する社会に繋がる生活を実践できたら良いですね。職人.comでも、日本の竹を使った商品を扱っております。ぜひご覧くださいませ。

鹿児島竹製品 鬼おろし
https://www.shokunin.com/jp/kagoshima/onioroshi.html
山一 竹箍おひつ
https://www.shokunin.com/jp/yamaichi/ohitsu.html
木屋 薬味寄せ
https://www.shokunin.com/jp/kiya/yakumi.html
木屋 竹の茶こし
https://www.shokunin.com/jp/kiya/chakoshi.html
木屋 寿司巻き
https://www.shokunin.com/jp/kiya/sushimaki.html

参考資料
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1301/spe1_01.html

1

2

3

4

【月桃(げっとう)】

この夏休みは沖縄を訪れた方も多いのではないでしょうか?月桃は、沖縄ではとても身近な植物。道端にも空き地にも、よく見られる植物です。5月から6月にかけて、ころんとした可愛らしい花を咲かせます。今はちょうど花が終わった時期ですが、その薄桃色の可愛らしい様子が名前の由来のようです。

ショウガ科である月桃はスッキリとしたハーブ系の香りで、ショウガと同じく血液の循環を良くしたり身体を温める作用があります。また抗菌作用や抗炎症作用、虫除けなどにも効果があるため、古来より漢方薬として利用されてきました。

沖縄では、旧暦の12月8日に、黒糖や紫芋、また麦や芋を混ぜて練り上げた餅粉を月桃の葉で包み蒸して、歳の数だけ食べるという伝統行事があります。ムーチーと呼ばれるそのお餅ですが、ムーチー(鬼餅)には子供を食う鬼退治の昔話があり、蒸した時に出る煮汁は鬼が屋敷に入り込まないように魔除けとしても利用されているそうです。月桃の葉で包んだ餅は、軒下に約1カ月以上吊るしておいてもカビが生えないともいわれています。ムーチーの時期は冬。関東の節分の頃ですので、真夏の軒下ではありませんが、1カ月以上も持つとは驚きの抗菌効果です。蒸した際に出る煮汁も屋敷の周りにまいて、鬼が屋敷内に入らないように魔除けとする風習もあるそうです。

そんな月桃ですが、その葉を編み上げて日用品にも利用されています。

1.5~2mの高さまで育った月桃を刈り取り、茎を1枚ずつ剥いだら、その中をヘラなどで削ぎ取り、それを細かく割いて2週間ほどしっかり天日干しにして乾燥させるそうです。ここまでの準備をしてようやく編む作業にかかれるというように、時間と手間をかけて作られています。もちろん、一点一点、手作り、一期一会です。コースターで使用するとコップから流れた落ちた水滴が、月桃の香りをほのかに漂わせます。

沖縄民具 月桃の円座
https://www.shokunin.com/jp/okinawa/enza.html

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A6
https://www.city.okinawa.okinawa.jp/k063/sportsbunka/hakubutsukan/kyoudohakubutsukan/134/1610/1617.html
https://noa195.net/flower/1934

IMG_7237

■お茶のセットはサイトにあったような組み合わせを真似して、持っているお盆にセッティングしていつも使用しています。商品は気になっていたのですが、ショールームで実物を見て買うことを決めました。湯冷ましは今までに使用したことがなかったのですが、青龍窯の小さな煎茶碗と合わせて少しずつ飲むことや、緑茶の温度によって味や香りが変わるので使える器だとわかりました。どれも大事に使っていきたいです。
東京都 職人.com女性スタッフ

東屋 急須・湯冷まし
https://www.shokunin.com/jp/azmaya/kyusu.html
青龍窯 煎茶碗
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/sencha.html
藤木伝四郎商店 総皮茶筒 霜降皮
https://www.shokunin.com/jp/denshiro/