





【日本の竹】
竹は日本各地に広く分布し、縄文時代から竹で作った道具が使われてきました。かごやざるといった日用品だけでなく、筍として食べたり、釣竿や槍など狩猟具、茶道や華道の道具、笛や尺八などの楽器、竹刀や弓などの武道具、子供の玩具などに用いられ、さらに、昔から住宅資材としても使われています。常緑で倒れにくくまっすぐに伸びる様子は生命力を感じさせることから、おめでたい植物として正月飾りにも使われています。
その種類は日本では約600種、世界には1200種類もあるというのですから驚きです。成長のスピードも速く、1日で1m以上伸びたという記録も。寿命は20年ほどで、竹稈(ちくかん)という樹木でいうところの幹は空洞で、縦には成長しますが、樹木のように年輪を重ねて太くなることはありません。地下茎の生命力も旺盛で、横にもぐんぐん成長し、伸びた地下茎からまた新たな竹が生えてきます。竹は、木のようでありながら、草のような特徴を併せ持ち、そのどちらとも違う生態を持っているという、考えてみると本当に不思議な存在です。
竹を加工するときは、成長し始めてから5~7年の竹を使います。伐採する時期は秋から冬の、竹の内部の水分が一番少ない季節。その後数カ月自然乾燥させ、加熱して竹の水分と油分を抜きます。それから数週間天日にさらし、1年以上保管しながら乾燥させます。用途によっては更に2~5年乾燥させる場合もあるそうです。
最近はプラスチック製品が竹製品の代替品として普及したり、竹材や筍の生産量も減ったことから、日本国内には管理の行き届いていない竹林が増えているそうです。竹林はきちんと管理することで、おいしく食べられる食材にも、美しい景観にも、利用価値のある大きな資源にもなります。近年、竹は地球上で最も持続可能な資源の一つであり、耐久性に優れ、再利用に適していることから、環境に優しい自然素材としても注目されています。暮らしの中に竹製品を取り入れ、自然のサイクルを感じながら、循環する社会に繋がる生活を実践できたら良いですね。職人.comでも、日本の竹を使った商品を扱っております。ぜひご覧くださいませ。
鹿児島竹製品 鬼おろし
https://www.shokunin.com/jp/kagoshima/onioroshi.html
山一 竹箍おひつ
https://www.shokunin.com/jp/yamaichi/ohitsu.html
木屋 薬味寄せ
https://www.shokunin.com/jp/kiya/yakumi.html
木屋 竹の茶こし
https://www.shokunin.com/jp/kiya/chakoshi.html
木屋 寿司巻き
https://www.shokunin.com/jp/kiya/sushimaki.html
参考資料
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1301/spe1_01.html




