2022年04月

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4/30(土)と5/1(日)は若松ショールーム、銀座ショールーム、三条ショールームがオープンしております。本日土曜日は東京、京都、北九州ともに天気が良いそうですので、ぜひお越しくださいませ。若松ショールームと三条ショールームでしかお求めいただけない商品もいくつかございます。ご来店を心よりお待ちしております。

ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/

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【オリーブオイル】

オリーブの起源は、現在のトルコに位置するアナトリア半島とされ、紀元前14~12世紀の間には、シリアからトルコを経てギリシャへ広がったとされています。古代よりオリーブオイルの原料として重宝され、15世紀末のアメリカ大陸発見とともに、オリーブの栽培は大西洋を越えて南アメリカの国々まで伝わりました。現在では発祥の地から遠く離れた南アフリカ、オーストラリア、中国、そして日本においても栽培されています。

日本に初めてオリーブオイルが持ち込まれたのは、約400年前の安土・桃山時代。キリスト教伝道のため来日したポルトガル人神父が携えていたものでした。そのため、当時オリーブオイルは、「ポルトガルの油」が転訛し「ホルト油」と呼ばれていました。ちなみに、ホルトノキというオリーブに似た植物は、江戸時代の学者・平賀源内がこの木をオリーブと誤って「ホルトカルの木」だと自身の著書で紹介したことに由来しています。

明治維新を経て殖産興業を掲げた政府は、海外の動植物を移入して国内での繁殖・栽培を試み、その一環として、1878年神戸にてオリーブをはじめとする植物の栽培を開始しました。数年後オリーブオイルを採取するまでに至ったものの、財政難により事業は長続きしませんでした。

その後、日本の北洋漁業が盛んになり、缶詰用のオリーブオイルの需要が高まったことから、1908年農商務省は三重県、香川県、鹿児島県の3県を指定してオリーブ栽培の試作を始めました。その中でも香川県の小豆島だけが栽培に成功し、現在では国産オリーブの約87%が香川県で収穫されています。

暖かく雨が少ない瀬戸内海の気候や風土は、オリーブ栽培の盛んな地中海沿岸によく似ており、小豆島では栽培が開始されてから現在に至るまで実に110年以上もの間、オリーブの生産が精力的に行われているのです。

THE 醤油差し
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ヨシタ手工業デザイン室 チーズボード
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参考資料
https://www.pref.kagawa.lg.jp/noshishozu/noshi_olive/kagawa.html
https://www.pref.kagawa.lg.jp/tokei/sogo/udonken/1001.html
https://shimamura1842.jp/olive-about/world_of_olive/japan/
https://ja.wikipedia.org/wiki/オリーブ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ホルトノキ