2021年12月

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【寒い夜にぬくもりを】

「頭寒足熱」。足が冷えやすいのは心臓から一番遠くに位置するからで、古来からの東洋医学の健康法では、頭は涼しい状態にし、冷えやすい足を温めると血液の巡りが良くなり、良質な睡眠を取れるとされています。

皆様は湯たんぽをお使いでしょうか?湯たんぽは室町時代に中国から伝わりました。中国語では「湯婆」と称され、妻の代わりに抱いて暖を取ることを意味していました。日本では徳川綱吉が犬型の湯たんぽを使用していたといわれています。

江戸時代の湯たんぽは銅を使用したものが多く、素材が高価だったことと、暖を取るために湯を手軽に準備することができなかった庶民には普及しませんでした。陶磁器製の湯たんぽが普及したのは明治に入ってからで大正時代に波型のトタン製湯たんぽが普及しますが、戦時中は金属が貴重になったため、陶器製が使われるようになりました。

現在は金属、プラスチック、ゴムといろいろな素材の湯たんぽがあります。陶磁器製は熱伝導率の低さが特徴で、保温性が高く乾燥せずほんのりした温かさが長時間続きます。使い終わったお湯は洗顔や食器洗い、植物の水やりなどに再利用しても良いですね。寒い夜には湯たんぽのぬくもりを感じながら、快適な眠りの時間をお過ごしください。

セラミック・ジャパン yutanpÖ
https://www.shokunin.com/jp/ceramicjapan/yutanpo.html

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/湯たんぽ
https://www.bioweather.net/column/kotowaza/gw16.htm

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【お気に入りのスプーンを探す】

食器は増えても、いつも同じスプーンやお箸を使ってしまうことがあります。先日、ステンレスでないスプーンをお探しのお客様がいらっしゃいました。スプーンは直接口に触れるため、素材やサイズによって感じ方が異なりますね。料理の種類やシーンによって使うスプーンを変えてみたら、食事の楽しみがもっと広がるかもしれません。

安比塗漆器工房の手塗スプーンは、純国産漆を使用した口当たりが優しい逸品。木製素材は金属製に比べて軽くて温もりがあり、漆器の持つ滑らかさを実感できるアイテムです。

FUTAGAMIの鋳肌カトラリーでは、美しいデザインで口い触れる部分が銀メッキの真鍮のスプーンを扱っています。鉛を含まない独自開発の真鍮を用いて加工性・強度・色味をコントロールしています。真鍮と銀のコントラスト、口に含んだときの艶やかな感触、手に取ったときの滑らかな鋳肌の触り心地をお楽しみいただけます。スープ用のスプーンも素敵で、「スープ専用」なところに特別感を感じます。

デザートのアイスにおすすめなのは、SUSgalleryのHappy Ice Cream!のアイスクリーム専用スプーン。冷たいアイスにどういうわけかスッと入ります。そして今までに味わったことのないほど滑らかな舌触り。新潟の職人が一点一点磨いて仕上げる熟練技術の賜物です。こちらは、残念ながら生産終了商品となっており、在庫限りの販売ですのでお買い求めはぜひお早めに。

スプーンは、ヨーロッパでは「幸せをすくい取る」「食べ物に困らない」という縁起の良いラッキーアイテムであり、木製のスプーンをキッチンに飾ると料理上手になるという言い伝えもあるそうです。生まれてきた子供に、銀のスプーンを贈る習慣も有名ですね。スプーンは、ご結婚やご出産のお祝いにもおすすめです。

皆様のお気に入りのスプーンが見つかりますように。

安比塗漆器工房 手塗スプーン
https://www.shokunin.com/jp/appi/spoon.html
FUTAGAMI 鋳肌カトラリー スープスプーン
https://www.shokunin.com/jp/futagami/cutlery.html
SUSgallery Happy Ice Cream! スプーン
https://www.shokunin.com/jp/susgallery/happyicecream!.html
宮本商行 シルバーベビースプーン
https://www.shokunin.com/jp/miyamoto/spoon.html

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【桜皮の茶筒】

日本茶を飲まれる方なら、桜の木の皮で作られた茶筒を欲しいと思っていらっしゃる方は少なくないと思います。藤木伝四郎商店は、1851年、江戸時代は嘉永4年の創業以来、秋田県角館町にて上質な樺細工を作り続けています。

樺細工の語源は、万葉集の長歌の中で山桜を「かには」と表現したものが後に「かば」に転化したといわれています。

桜皮の質感をそのまま用いたのが「霜降皮」で、山桜の表皮そのものの自然な質感を楽しめます。霜降皮は表情が良いもののみが使われ、より貴重な素材です。そして、原皮の表面を削ると赤茶色の層が現れます。それを磨いて光沢を出したものを「無地皮」といい、桜皮独特の色つやを楽しめます。

樺剥ぎは8~9月にかけて行われます。この時期の水分をたっぷり含んだ山桜は、山師が樹皮に切れ目を入れると、樹皮が幹から綺麗に剥がれます。立ち木から樹皮を剥ぐのは、全体の3分の1程度です。そうすることで桜が枯れることはなく、剥いだ箇所は樹皮が再生し、その後「二度皮」として用いられます。樺細工は木にも環境にも優しい工芸と言えます。

桜皮は、山師の減少や気候の不順などが原因で採取量が全体的に減少傾向にあり、その希少性は益々高まっているそうです。

桜皮の茶筒は、日々手で触れることで光沢やつやが増していき、使い込むほどに落ち着いた色味に変化していきます。外筒のみならず、内側や蓋の裏側にも貴重な桜皮を貼った上質な逸品です。コーヒー豆の保存にもご使用いただけますので、お茶やコーヒーがお好きな方へのプレゼントとして、ぜひご検討くださいませ。

藤木伝四郎商店 総皮茶筒
https://www.shokunin.com/jp/denshiro/

参考資料
http://denshiro.jp/