2021年11月

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【木組】

木の性質を利用して、木と木をすき間なく組み合わせる「木組」。木組は古代、縄や紐で丸太を縛ることから始まり、その後、木材を切り欠いて組み合わせる技術へと発展したそうです。

豊かな森林に恵まれ木に親しんできた日本人は、古くからその技術を日常生活で使う小物入れから家具、さらには住宅と、さまざまな対象に用いてきました。

石造りのアーチ構造はよく見られますが、それを木に置き換えた錦帯橋(山口県岩国市)は世界的にも珍しい存在で、ご存じの方も多いと思います。これもまた「木組」です。

現在、上野の国立科学博物館では、これらの木組を分解して、隠れている部分を大公開!木組職人達の知恵や工夫、高度な技を目の当たりにしながら、奥深い木組の魅力に触れることができます。

銀座から少し足を延ばして、ぜひ秋の上野公園を訪れてみてください。

銀座ショールーム(金土日月の12-18時に営業)
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html
国立科学博物館(※月曜休館、イベントは11月24日(水)まで。詳しくはhttps://www.dougukan.jp/kigumi/page/venue-tokyo.html
https://goo.gl/maps/zaxwjgo3yrXxz5K58 (地図)

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京都市北区の衣笠に、明治末期から昭和前期に活躍した日本画家・木島櫻谷(このしま おうこく)の旧邸「櫻谷文庫」があります。ここでは、作品や練習のための習作から、櫻谷の収集した中世から近代にかけての書画、詩文集、書籍など数千点以上の資料類を見ることができます。建物は、櫻谷が暮らした和館、展示室や応接室に使われた洋館、絵画制作や弟子への指導のための画室の3棟で構成されており、いずれも国・登録有形文化財と京都市指定・登録文化財となっています。

木島櫻谷は明治10年、京都市中京区三条室町の商家に生まれ、16歳の頃に、当時、京都画壇の大家だった日本画家・今尾景年の画塾に入門しました。円山四条派の伝統を汲み、徹底して写生を行い、初期は動物画を中心に大作を次々と残しました。明治36年に京都市動物園が開園して以来、写生のため通い詰め、動物園から年間パスポートが贈呈されたというエピソードも残されています。一方で、儒医・山本渓愚に師事し漢詩を学んでいたことから故事や史実にも通じ、人物画や風景画などにも画題を広げていきました。

若くから頭角を表し、明治40年に文展が開設されると、第1回から第6回まで連続入賞を果たし、文展の寵児として竹内栖鳳と京都画壇の人気を二分するほどの活躍を遂げました。しかし、それと同時に厳しい意見も付きまとい、第6回の受賞作品「寒月」を夏目漱石が酷評するという出来事にも見舞われますが、櫻谷は反論することなく沈黙を貫き、自らの世界を深めていきました。

櫻谷がこの地に住居を移して以来、金島桂華、山口華楊、小野竹喬、福田平八郎、堂本印象らも一帯に移り住み、衣笠等持院は「絵描き村」と呼ばれるようになりました。絵描き村に移り住んだ画家たちは京都画壇に新風を送り込み、その先駆者となった櫻谷の旧邸は、絵描き村を象徴する建物と言えるでしょう。

現在、櫻谷文庫は、福田美術館と嵯峨嵐山文華館にて開催中の企画展「木島櫻谷 ~究めて魅せた『おうこくさん』」に合わせて一般公開中です。今回の一般公開は11月23日(火)、11月27日(土)、11月28日(日)と残りわずかですが、この機会に訪れてみてはいかかでしょうか?

櫻谷文庫
https://goo.gl/maps/6Tb8gWqRgYJXDN3m9

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/木島桜谷
https://ja.wikipedia.org/wiki/櫻谷文庫
http://www.oukokubunko.org/profile1001.html
http://www.oukokubunko.org/list1.html
https://www.nhk.or.jp/nichibi-blog/400/284406.html

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【日本の餃子文化】

餃子は、第二次世界大戦後、中国からの帰還者が現地で食べた餃子を日本各地で紹介したことから広まったといわれています。

中国では水餃子が主流で、主食として餃子を食べますが、日本では焼き餃子が主流で、ご飯のおかずとしてよく食べられています。米を主食とする日本独自の餃子文化となっていて興味深いです。

また、日本には変わり種の餃子がたくさんございます。四角い形のパリパリとした薄い餃子や餡に紫蘇が入っている餃子、激辛餃子など、バリエーションもさまざまです。

小笠原陸兆のフライパンなら、熱々のまま鉄鍋餃子として食卓で楽しむことができます。1カ月半ぶりに再入荷した大人気商品ですのでぜひご検討くださいませ。

小笠原陸兆 フライパン
https://www.shokunin.com/jp/rikucho/fryingpan.html
木屋 落とし蓋 180mm
https://www.shokunin.com/jp/kiya/otoshibuta.html

参考資料
https://www.kikkoman.co.jp/pdf/no27_j_012_013.pdf
https://www.bigfive-shop.com/629.html