【秋田県の寒天文化】
牛乳、玉子、素麺、醤油、そしてサラダ。これらを「寒天」で固めてお茶請けにしたり、冠婚葬祭で振る舞われる食文化は、秋田県南部を中心に、隣の山形県の一部地域でも見られます。食材を寒天で固めることで見た目も良く、特にお祝いやお祭りなどの行事では欠かせないものとなっています。
そのバリエーションは甘いものからおかず系まで、予想を超える幅広さを誇り、食パンや酢の物、山葡萄や椎茸なども寒天で固められ、見て楽しく、作って楽しく、食べて楽しくと親しまれてきました。
スーパーや道の駅では、ベーシックなものから変わり種まで、さまざまな寒天が並べられています。その中でも人気だという、サラダ寒天を作ってみました。
千切りの人参も、ヨシタ手工業デザイン室の細千切りピーラーを使って寒天に混ぜれば、見た目も華やかに。特徴的なのは、寒天特有の少し固めのゼリーのような食感と、野菜のシャキシャキ感の組み合わせです。おかずのようでいて、同時に砂糖の甘さも感じられます。
秋田を訪れたら、いろんな種類の寒天を探してみるのも楽しいかもしれません。「寒天く?(寒天食べる?)」「こっちゃきてこ!(こっちに来て食べよう!)」と、こんな会話が聞こえてきそうです。
野田琺瑯 レクタングル浅型シール蓋付 S
https://www.shokunin.com/jp/noda/
ヨシタ手工業デザイン室 細千切りピーラー
https://www.shokunin.com/jp/yoshita/peeler.html
小石原焼 3寸皿
https://www.shokunin.com/jp/koishiwara/mame.html
大寺幸八郎商店 かなまり 中
https://www.shokunin.com/jp/otera/kanamari.html
参考資料
https://twitter.com/torikaworks/status/1094956045212897280
https://www.syoku-yokote.com/recipe/kr2sarada.html (レシピ)