



おめでたい植物とされる松、竹、梅。松は常緑樹であることから不老長寿を、梅はまだ寒い時期に花を咲かせることから強さを象徴しました。竹は成長が速く、まっすぐに伸び、かつ曲がっても折れにくいそのしなやかさが尊ばれました。
日本では竹との関わりは長く、縄文時代の遺跡からも竹を素材とした製品が出土しています。古くから建材だけでなく、しなやかさを生かして農具や漁具も作られました。よく知られているモウソウチクやマダケを含め、国内には約600種の竹が生息しているそうです。
佐賀県武雄市で作られている西川登(にしかわのぼり)竹細工は19世紀後半に農家の副業として始まり、明治天皇が竹細工組合をご訪問されたのを機に、伊万里・有田焼と並ぶほどの名声を博しました。
淡竹を細く割いて編み込んだ素朴な美しさをお楽しみください。
西川登竹細工 そばざる
https://www.shokunin.com/jp/nishikawanobori/soba.html
西川登竹細工 米とぎざる
https://www.shokunin.com/jp/nishikawanobori/kome.html
西川登竹細工 足付ざる
https://www.shokunin.com/jp/nishikawanobori/ashi.html
西川登竹細工 みそこし
https://www.shokunin.com/jp/nishikawanobori/miso.html
参考資料:
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1301/spe1_02.html
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00325252/index.html