2020年12月

image0

最近、ヴィーガンという言葉をよく耳にするようになりました。日本ではまだそんなに知られていないですが、海外では取り入れられている方がたくさんいらっしゃいます。ヴィーガンはベジタリアンの種類の一つであり、卵や乳製品を含む、動物性食品を口にしない「完全菜食主義者」のことです。

ヨシタ手工業デザイン室の千切りピーラーを使って、ヴィーガン生春巻きを作ってみました。太すぎず、細すぎない、まさにちょうど良いサイズの千切りができます。焼いた油揚げと、太めに切ったきゅうり、塩麹に浸けた大根と人参のそれぞれの食感を楽しめるのが魅力です。

【ヴィーガン生春巻きのレシピ】

・ライスペーパー
・塩麹(大根と人参用) 

[具]
・人参
・大根 
・きゅうり 
・油揚げ 
・パクチー 

[つけだれ]
・金ごま 
・酢
・醤油 

1. 大根と人参はピーラーで千切りにし、塩麹と合わせておく(1日前に)。
2. 油揚げをトースターでカリカリに焼く。きゅうりは、お好きな切り方で。食感を残したい方は太めに切るのがおすすめ。パクチーは、ライスペーパーの長さを見てカット。
3. (つけだれ)すり鉢でごまを擂り、そこに酢と醤油を少し垂らし混ぜる。
4. ライスペーパーをお湯に浸して戻してから、1と2で準備した具を入れて巻きます。つけだれと共に召し上がれ!

ヨシタ手工業デザイン室 千切りピーラー
https://www.shokunin.com/jp/yoshita/peeler.html

151118 1027b

i17

i7

i8

あけびの国内生産量の9割を誇る山形県。あけびは果肉をそのまま食べる以外に、味噌詰め焼きや油焼きなど、郷土料理にも使われています。

そのあけびの蔓を使用したあけび蔓細工は冬の農閑期の副業として発達したといわれ、お弁当箱や食料品を収納する籠が作られました。

その素朴な美しさが見出され、あけび蔓細工はデパートなどでも多く取り扱われましたが、やがてビニールやプラスチック製品が出回ると衰退し、今では貴重な工芸品となりました。

しなやかな曲線は、刈り取ってから1年以上乾燥させ、水や熱湯に浸けて柔らかくした蔓を編むことによって作られます。曲げわっぱなどと同様に、あけび蔓細工もまた、山の恵みが人の手を経て工芸品になった一例です。

山の形 あけびのプレート・トレイ・鍋敷き
https://www.shokunin.com/jp/yamanokatachi/akebi.html

参考資料:
http://www.yamagata.nmai.org/crops/umaimono/fruit/akebi.html
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/akebinomisozumeyaki_yamagata.html
https://shikinobi.com/akebitsuruzaiku