

【のど飴ちゃん】
みなさんのお気に入りの“のど飴”はありますか?風邪を引くときは喉からくることも多く、一年中のど飴は常備している!という方も多いのではないでしょうか?スーパーやドラッグストアへ行くと、以前よりもはるかに多種多様なのど飴が発売されている気がします。のど飴市場を覗けばやはり今後の見通しとしても、世界的に力強い成長率が見込まれているようです。その理由としては、呼吸器疾患の有病率の増加や免疫力の低下により、感染症にかかりやすくなっている高齢者人口の増加もその一因のようです。
人間は太古の昔(紀元前1000年ごろ)から喉の感染症の治療にあらゆる材料を試してきました。エジプトでは、蜂蜜、ハーブ、柑橘類、香辛料などを使って最古ののど飴が作られています。日本でも江戸時代には、ぜん息を治すため家伝薬に西洋生薬を取り入れた「龍角散」の原型や、水飴に生薬を練り込んだ“御薬さらし水飴”という「浅田飴」の原型も愛用され始めていたようです。そして昭和56年、喉に効く成分を配合しながらおいしい飴の開発で初めて“のど飴”という製品を作ったのがカンロの「健康のど飴」です。「いい(11)ひと(1)こえ(5)」で11月15日を「のど飴の日」に制定しました。毎年このころには気温も下がり乾燥してくることからもきているようです。各社さまざまな初めて物語があり、歴史を感じ“のど飴”を見る目が変わりそうです。
ちなみに2025年の売れ筋No.1商品は“龍角散ののどすっきり飴”だそうです。確かによく目にしますね、さすがです。傾向としては、男性は小容量で機能性・健康志向が強いものが人気で、女性は柑橘系や蜂蜜系などのフレーバー商品が人気だそうです。そして世界的にも人気が高まっているのが、ハーブ療法の広がりなどから生まれた、天然素材を使用したのど飴だそうです。消費者もどのような成分が使用されているかを認識するようになってきているようです。日本でも生姜やカリン、柚子を使ったものも目にしますし、プロポリスやマヌカハニーを使ったものも人気ですね。銀座にも松屋銀座とGINZA SIXにラベイユという日本発の蜂蜜専門店があり、こちらの飴もおすすめです。なかでもプロポリス入り飴は、独特なプロポリスの味を蜂蜜が和らげてくれて、とても食べやすいものになっています。ひと粒も大きめでピリピリとじっくり喉をケアしてくれますよ。
ほかにも最近、輸入食材店で購入した台湾の“京都念慈菴”というのど飴、こちら京都とありますが、これは清の時代に北京で造られた漢方薬を伝承していることに由来しているとのことで首都を意味する「京」と「都」を合わせたようです。枇杷シロップを使った定番のど飴でレモングラス味はさっぱりとして気に入っています。小粒なのでお仕事中でもモグモグできそうです。お土産に頂いた、丸缶に入ったドイツの老舗のど飴“プルモール”や、インドネシア発の植物療法“ジャムウ”ブランドののど飴は、いかにも効きそうな濃厚な味わいです。今後、旅先でその土地に伝わる“のど飴”を気にしてみたくなりました。楽しみながら自分をケアする!世界のど飴集めにハマりそうな今年の冬支度です。
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html
参考資料
https://www.marketresearch.co.jp/insights/throat-lozenges-market-factmr/
https://biz.loyalty.co.jp/report/153/
https://www.asadaame.co.jp/history/
https://www.ryukakusan.co.jp/history
https://www.kanro.co.jp/corporate/history/
https://labeille.jp/









