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【京都と鍾馗(しょうき)】

鍾馗は、唐時代に実在した人物といわれ、道教系の神様です。京都では瓦製の鍾馗像が屋根に置かれています。鍾馗像はなぜ京都で流行したのでしょうか?

昔、京都三条の薬屋が屋根に立派な鬼瓦を据えたところ、向かいの家の奥さんが原因不明の病に倒れました。向かいの鬼瓦が悪いものを全部弾くため、彼女の家に来てしまったのでは、とのことでした。そこで、鬼より強いとされる鍾馗の像を瓦屋に作ってもらい屋根に置くと、病気はすぐに治りました。

その後、魔除けの神・鍾馗様の話が京都中に伝わり、鬼瓦の向かいの屋根には鍾馗像が置かれるようになりました。今日でも鍾馗像のある家は多く見られます。