2015年02月

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平安時代中期まで遡る、歴史ある陶器産地・美濃において、
1794(寛永6)年の創業から代々、すり鉢やおろし器などの陶器を作られてきた山只華陶苑。
その7代目となる加藤智也氏によるすり鉢です。

顧客から「左利き用のすり鉢を作ってほしい」と頼まれたことから、
あらゆる試作を重ねて、左右どちらの方向に回してもしっかりと櫛目に当たり、
さらに見た目も美しいバランスを追求し続けました。

そして、9年の歳月をかけて完成させたのが、
直線と曲線が混じり合う5つの櫛目による「波紋櫛目(はもんくしめ)」のすり鉢。

見た目の美しさもさることながら、利き手を選ぶことなく、
力を入れなくてもスムーズに摺ることができます。
摩擦力を逃さずにしっかりと摺ることができるため、
左利きの方はもちろんのこと、女性やお年寄りの方にもおすすめです。

山只華陶苑 JUJU mortier すり鉢
http://www.shokunin.com/jp/yamatada/suribachi.html

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東屋(あづまや)の商品写真を追加させていただきました。
バターケース、バターナイフ、チーズボード、印判箸置、印判豆皿を
個人的にも使用しておりますが、大変素晴らしい使い心地です。

また、前回ご紹介から漏れておりました米櫃の写真も追加いたしました。
一合枡がセットになった、金具を一切使わない桐製米櫃。
写真から、雰囲気や品質を感じ取っていただければ幸いです。
ぜひご覧くださいませ。

東屋 商品一覧
http://www.shokunin.com/jp/azmaya/
東屋 米櫃
http://www.shokunin.com/jp/azmaya/komebitsu.html

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「再織り」とは、明治10年に和歌山県の織物の町・高野口町で、
前田安助氏によってヨーロッパのシェニール織りを参考に創案された類稀な特殊織物です。
一度横縞に織った生地を縦糸に沿って裁断し、毛羽だったモール糸にして、
それを手織機で再び柄に合わせて織っていきます。

この「2度織る」工程から「再織り」と名づけられました。
その気品溢れる鮮やかな色合いとやさしい風合い、
そして柔らかな手触りは国内外で好評を博し、「幻の織物」と呼ばれてきました。

再織りの特長は、何といってもその丈夫で存在感のある糸。
綿100%で作られているため、肌にもとても優しいです。
また生地がとても厚いので、綿なのに体温を逃がすことなく冬でもあたたか。
また、綿なので春秋でも気軽にかけることができます。

今城氏のご主人は7年ぐらい同じものを使われていますが、
何度洗濯機で丸洗いしても、そのままの柔らかい厚みのある手触りで大変気に入られています。
是非今城郁子氏が全て手織りした、あたたかいぬくもりを感じてください。

織り心 高野口伝統織物・再織りのマフラー
http://www.shokunin.com/jp/origin/scarf.html