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【大黒様の御歳夜と納豆汁】

山形県庄内地方では、12月3日のえびす様の御歳夜を皮切りに、観音様や山の神様など、色々な神様の年越しのお祝いが行われます。12月9日は「大黒様の御歳夜」で、江戸時代中期頃から続いているといわれる伝統行事です。

この日は各家庭で、二股に分かれたまっか大根や、米を炒って作った米炒りというお菓子、焼き豆腐の田楽、ハタハタの田楽、黒豆なます、納豆汁など、主に豆を使った料理を大黒様にお供えします。豆には、家族がまめ(健康という意味)で暮らせるようにとの思いと、収穫への感謝、子孫繁栄への祈りが込められています。

最近ではスーパーで御歳夜の料理がセットになった「大黒様セット」を購入することもでき、大変便利な世の中となりました。

この日のお供えのお料理で外せないのが納豆汁、山形県では大晦日の年越しの料理としても知られています。納豆をすり鉢でつぶす作業はとても手間で時間がかかる作業ですが、そうして丁寧に作った納豆汁は、その日のうちに鍋一杯食べ切ってしまいたいほど美味しいです。

お気に入りのすり鉢で納豆をつぶしていると、今年もいよいよ年の瀬だなと感じます。納豆汁のレシピは参考資料をご参照ください。

山只華陶苑 JUJU mortier すり鉢
https://www.shokunin.com/jp/yamatada/suribachi.html
東屋 擂粉木
https://www.shokunin.com/jp/azmaya/surikogi.html
安比塗漆器工房 3.8寸汁椀
https://www.shokunin.com/jp/appi/wan.html

参考資料:
http://www.creative-tsuruoka.jp/project/utigozen/fuyu-otoshiya.html
https://mirailab.info/column/22714
https://yamagata-jinjyacho.or.jp/wp/blog/archives/4623

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今年も師走に入り、そろそろ年末年始の準備をし始める頃ではないでしょうか?来年は丑年ですね。現在、銀座ショールームにはブロンズで作られたミニ干支シリーズが全種類展示されています。

銅器生産量日本一、鋳物技術400年の歴史を持つ富山県高岡市にて、150年以上続く老舗の大寺幸八郎商店さんが作られたオブジェです。小さくて可愛らしい姿ですが、持ってみると意外に重さを感じます。また、正面だけではなく、後ろ姿がとても愛らしく、思わず笑みがこぼれます。

牛は古くから酪農や農業において人間を助けてくれました。大変な農作業を最後まで手伝ってくれる働きぶりから、丑年は「我慢(耐える)」「これから発展する前触れ(芽が出る)」というような年になるといわれているそうです。来年1年、頑張る姿を福うしにそばで見守ってもらうのも良いかもしれません。

大寺幸八郎商店 ミニ干支シリーズ
https://www.shokunin.com/jp/otera/eto.html
銀座ショールーム(金土日月の12-18時に営業)
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html

参考資料:
https://nenga.templatebank.com/column/031/