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【syouryuのすずがみが再入荷いたしました】

「すずがみ」は、通常の錫の板と違い何回も圧延を繰り返し、熟練の職人がリズミカルに金槌で叩くことにより、曲げ延ばしによる劣化が少なくなった、折り紙のように折ったり曲げたりできるアイテムです。

金槌で叩く技術により生まれた自分で形づくる楽しみがすずがみの楽しみです。

ご来客時にはもちろんのこと、アクセサリー入れや小皿としても使用できますので、ご自分だけの形や用途をお楽しみいただけます。

結婚祝いや引越祝い、引き出物にも大変喜ばれることでしょう。

syouryu すずがみ(約1年ぶりの再入荷です)
https://www.shokunin.com/jp/syouryu/

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【豚バラ肉と小松菜の沙茶醤炒め】

少し前に中華食材を扱うお店で、店員さんにおすすめされて「沙茶醤(サーチャージャン)」という調味料を購入しました。炒め料理はもちろん、スープや煮込み料理にも幅広く使える、台湾などでは一般的な調味料なんだそうです。パッケージの裏を見ると、「中華バーベキューソース」と書かれてあり、にんにくや生姜やエシャロットといった香味野菜、魚肉、干し海老、ココナッツ粉と、中華のうま味を連想させる原材料が並んでいて、家に帰って早速開封すると、干し海老をベースとした奥深い独特の香りが。ちょっと味見してみたら、これは確かに!旅先の台湾や台湾料理店で食べたことのある、あの味でした。

今日は久々に沙茶醤を使った料理をしてみようと、台湾の投稿型レシピサイトである「愛料理」でレシピを調べ、「豚バラ肉と小松菜の沙茶醤炒め」を作ってみました。材料をすべて切り、あらかじめ合わせておいた調味液に豚バラ肉を漬け込んでいる間にご飯を炊きます。ご飯が炊き上がる5分前に豚バラ肉を炒め始め、小松菜を加え、残りの調味液を入れて全体を混ぜ合わせれば出来上がり。沙茶醤のコクのある香りがする、しっかりと味の付いた豚バラ肉と小松菜は、白ご飯にのせるためにあるかと思うほどおいしそうです。

トッピングの高菜漬とゆで玉子と自家製ラー油をテーブルに運んで準備完了。使うカトラリーは、ヨシタ手工業デザイン室のレンゲスプーン一択です。食材をのせられる面積が通常のスプーンより少し大きめのレンゲスプーンは、レンゲのような使い心地で肉、野菜、ご飯を一度にすくって口に運ぶのに最適。たくさんすくえるのにスプーン自体は大きすぎず、口当たりが良く、深さも程よいため、具沢山の料理を快適に食べ進めることができます。快適すぎて食べ過ぎるのが心配になるくらいです。もちろん今日の沙茶醤炒めをのせたご飯とレンゲスプーンの組み合わせはまさに「鬼に金棒」といったところで、味も使い心地も大満足のうちに完食しました。レンゲスプーンは当店ショールームでも人気の商品ですので、店頭でお見かけされましたらぜひお手にとって重さなどを実感してみてください。

いつものご自宅でのご飯にたまに変化をつけたいときは、使ったことのない調味料や初めてのレシピに挑戦してみるのもおすすめです。私は旅先で出会った料理を再現するのが好きで、よく海外のサイトでレシピを探したり、現地で撮影した写真を見返して、記憶を頼りに料理したりして楽しんでいます。そうすると、旅の記憶がいっそう鮮やかに思い出されたり、再訪したいという思いが強まったり、次の旅先で出会うであろう初めての料理や未知の体験に魂がワクワクするのを感じます。沙茶醤は、カルディや業務スーパー、ネットでも購入できますので、ご興味のある方はぜひお試しくださいませ。

豚バラ肉と小松菜の沙茶醤炒め

[材料]
豚バラ肉(ブロック) 200~230g
小松菜 1/2袋
にんにく 2かけ
油 適量(多めがおすすめ)

(調味液)
沙茶醤 大さじ1
醤油 大さじ1
オイスターソース 大さじ1
片栗粉 大さじ1
酒 大さじ2
胡椒 少々
砂糖 少々

[作り方]
1. 小松菜は4cm程度に切り、にんにくは薄切りにする。
2. 豚バラ肉は食べやすい大きさにカットしてから薄くスライスし、ボウルに入れる。
3. 調味液をすべて混ぜ合わせておく。2のボウルに入った豚バラ肉に調味液の半量をなじませ、10分前後漬け込む。
4. 片手鍋に油を熱しにんにくを炒め、香りが立ったら漬け込んだ豚バラ肉をボウルの調味液ごと炒める。
5. 豚バラ肉の色が変わったら小松菜を加え、小松菜にある程度火が通ったら、残り半量の調味液を入れて全体を混ぜ合わせる。味を見て薄かったら醤油で味を調え、炊きたてご飯にのせる。

ヨシタ手工業デザイン室 レンゲスプーン
https://www.shokunin.com/jp/yoshita/cutlery.html
青龍窯 浅鉢
https://www.shokunin.com/jp/seiryu/asabachi.html
山田工業所 打出し片手鍋
https://www.shokunin.com/jp/yamada/

参考レシピ
https://icook.tw/recipes/240467 (愛料理)

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【山鹿温泉元湯・さくら湯】

熊本県山鹿市で1000年以上の歴史がある山鹿温泉の立ち寄り湯の一つである「さくら湯」。その歴史は、江戸時代の寛永17年、肥後細川藩の山鹿御茶屋に端を発し、明治初期の「山鹿温泉大改築」以降、明治31年の道後温泉の棟梁による大改修などを重ねながら、昭和48年に一度解体されますが、市民の希望により再建。平成24年に木造伝統工法を用い、高度な職人技によって江戸期の建築様式を取り入れた九州最大級の木造温泉としてよみがえりました。

ノスタルジーを感じさせる外観もさることながら、浴室内部も圧巻でした。見た瞬間に、「わぁ!」と心の声が漏れてしまうほど。お風呂の種類がいくつもあるわけではなく、大理石と木材が作り出す空間の中に、迷路の行き止まりのような大きなお風呂が一つ。身体を洗ってから、浴槽のどこに入ろうか突っ立って少し悩んでいる自分に笑ってしまいました。

山鹿温泉は、「美人の湯」としても知られており、pH値が高いアルカリ性単純温泉で、肌触りがやわらかなお湯が特徴です。お湯がとろんと全身を包み込んでくれます。壁面にあるレトロな絵の看板を見上げていると、いつもお風呂に入りに来ている地元の方たちがいろいろと地元のことなどを教えてくださいました。天井も高く、声が気持ちよく響きます。昔からコミュニケーションの場として親しまれていたことにも納得です。

温泉の温もり、木造の温もり、現地の方々の温もり。入湯料大人(中学生以上)350円では申し訳ないぐらいの体験ができる温泉でした。この先もずっとあり続けてほしいなと思います。

山鹿温泉 さくら湯
https://yamaga.site/?page_id=1548